ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『よさこい旅行』(松竹1969:瀬川昌治)

『よさこい旅行』(松竹1969:瀬川昌治)は、フランキー堺と倍賞千恵子コンビのシリーズ第4作。今回、フランキーはたった二人の土佐大原駅の駅員、倍賞は高知市内のバス車掌で、まだ子どもがいない共働き夫婦。 そんなふたりに、駅長の伴淳三郎やその娘である…

『ゴキブリ刑事』(石原プロ=東宝1973:小谷承靖)

『ゴキブリ刑事』(石原プロ=東宝1973:小谷承靖)は、長らく見逃していた作品。といっても何が何でも見たかったわけではない。だからこそ、今まで何度もチャンスがありながら、見逃してしまったわけだ。公開から33年ぶりにやっと見ることができたという達成…

『夜の最前線・女<スケ>狩り』(日活1969:井田探)

『夜の最前線・女<スケ>狩り』(日活1969:井田探)の中身はこうだ。 田舎から出てきた淳(和田浩治)とみどり(佐藤サト子)は新宿でヤクザに絡まれ、有り金盗られたあげく、みどりは連れ去られる。淳は半狂乱となり、一味の若いヤクザを半殺しの暴行を加えて刑務…

浅草新劇場の3本立て

新宿昭和館が無くなってからの浅草通い。始めの頃は、毎週、浅草新劇場と浅草名画座に通っていたが、上映される作品がすでに見たものが多くなり、やや足が遠のきつつある今日このごろ。そんな時、浅草新劇場にて3本立てを見た。 『夜の最前線・女<スケ>狩り…

団令子フィルモグラフィ1

本日より、ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーは、団令子特集です。 それにちなんで、彼女のフィルモグラフィを少しづつ載せます。 (公開日) (作品名) (会社名)1957.03.27 目白三平物語・うちの女房 東宝1957.06.19 サラリーマン出世太閤記 東宝1957.08.18 …

松山ケンイチ、絶好調!

松山ケンイチが好調である。 『NANA』(2005:大谷健太郎)では寡黙なギタリスト、『男たちの大和』(2005:佐藤純彌)では戦艦大和に乗り組む海軍少年兵に扮して実質的な主役、そして『デスノート』(2006:金子修介)では藤原竜也のキルに対して天才的…

『はだしの花嫁』(松竹大船1962:番匠義彰)

シネマアートン下北沢にて『はだしの花嫁』(松竹大船1962:番匠義彰)を見る。 これまた楽しい作品。恋の三角関係から四角関係、五角関係に発展するかと思いきや、倍賞千恵子と早川保は当初の予定通り結婚し、鰐淵晴子と寺島達夫はゴールイン間近というハッ…

『千客万来』(松竹大船1962:中村登)

シネマアートン下北沢にて『千客万来』(松竹大船1962:中村登)を見る。 中村登監督は、たまに『夜の片鱗』(松竹大船1965)のような失敗作も撮るが、概ね平均値以上の作品が多い。『千客万来』は平均値以上、上出来の楽しい作品である。 クレジットの一枚…

『さよならはダンスの後に』(松竹1965:八木美津雄)

ラピュタ阿佐ヶ谷モーニングショー・桑野みゆき特集にて『さよならはダンスの後に』(松竹1965:八木美津雄)を見る。 倍賞千恵子のヒット曲をベースに展開される純情メロドラマ。当然、倍賞が主演と思いきや、桑野みゆきの主演作品である。『下町の太陽』(…

片思いの松岡俊介

最近の松岡俊介は片思いの役柄がすっかり定着したようだ。 『ヒナゴン』(2005:渡邊孝好)では、幼なじみの井川遥を密かに恋している小学校の先生。 『ブラックキス』(2006:手塚眞)では、川村カオリへの愛情を内に秘めながら何くれと面倒を見る刑事。 『…

『ふたりだけの橋』(東宝1958:丸山誠治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて『ふたりだけの橋』(東宝1958:丸山誠治)を見る。 私の好きな早乙女勝元の原作である。そして名前のとおり、誠実そのものの丸山誠治監督作品。以前より見たいと思っていた作品をやっと見られて、満足。内容も期待通りの出来でうれしい…