ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『人生劇場・飛車角』

ラピュタ阿佐ヶ谷にて『人生劇場・飛車角』(東映東京1963:澤島忠)を見る。再見、それも30何年ぶりかな。 これは、鶴田浩二主演の任侠映画ではあるけど、佐久間良子の主演映画でもある。これでふたりが恋仲になったというのもうなずける。それほどラブシーン…

『悲しき天使』

下北沢シネマアートンにて『悲しき天使』(2006:大森一樹)を見る。これは傑作! 岸部一徳と高岡早紀の刑事が、拳銃を持った殺人犯・山本未来が立ち寄るであろう元恋人の家を張り込む。まさに、平成版『張込み』(松竹大船1957:野村芳太郎)である。しかも、女…

安藤希1

安藤 希2006.01.21 天使 (宮坂まゆみ)2006.01.23 踊るやくざ (友松直之)2006.03.18 放郷物語 (飯塚 健)2006.05.13 死づえ ~呪縛病棟~ (櫻井雅章)2006.08.19 花田少年史・幽霊と秘密のトンネル (水田伸生) 今のところ、5本です。

『寅次郎の告白』見逃す

『男はつらいよ』全48作中、唯一見逃していた『男はつらいよ・寅次郎の告白』(松竹1991:山田洋次)を11月になったら、浅草新劇場で見ることができる、と楽しみにしていたら、何とすっかり忘れていて、終了した21日の翌日になって思い出した。残念!! 次回のチ…

加藤ローサ1

今年公開された作品のなかで、かなり多く出演している女優の2番手は加藤ローサ、かな?2006.01.28 TAKI183 (小林正樹)2006.02.18 シムソンズ (佐藤祐市)2006.04.29 キャッチ・ア・ウェーブ (高橋伸之)2006.05.13 陽気なギャングが地球を回す (前田 哲)2006.…

宮崎あおい1

今年公開された作品のなかで、かなり多く出演している女優は宮崎あおい、かな?2006.01.07 銀色の髪のアギト (杉山慶一)2006.01.14 ギミー・ヘブン (松浦徹)2006.01.28 エリ・エリ・レマ・サバクタニ (青山真治)2006.02.25 好きだ、 (石川 寛)2006.06.10 初…

FJMOVIEパーティー

きのうの夜は、FJMOVIE(日本映画街フォーラム)10周年パーティーを行ないました。渋谷円山町のラブホテル街に新しくできた映画館・Q-AXビルの1階「Theater 6 Cafe」を借り切っての催しです。総勢70名を超えるパーティー、そのうち招待した映画関係者が20名強…

若林映子フィルモグラフィVerl.1

若林映子フィルモグラフィ(公開日) (作品名) (監督名) (会社名)1958.02.11 花嫁三重奏 本多猪四郎1958.05.26 結婚のすべて 岡本喜八1958.06.08 昭和刑事物語・俺にまかせろ 日高繁明1958.09.16 ドジを踏むな 日高繁明1958.10.18 女探偵物語 女性SOS 丸林…

中川梨絵さんトークショー

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・女の泣きどころ』(松竹1975:瀬川昌治)を見た後、主演の中川梨絵さんを招いてのトークショーが行われました。「バーをやっているので、きのうは飲み過ぎたかな」という瀬川昌治監督の前ふりが終わらないうちに、ギリギリセー…

『硫黄島からの手紙』

きのう(15日)の夜、武道館での『硫黄島からの手紙』(ワーナー2006:クリント・イーストウッド)ワールドプレミアに行ってきました。レッドカーペットの近くで18時過ぎまで粘っていましたが、警備員らに追い立てられ、中のスクリーンを通してみました。 もちろ…

南廣(瀬川監督作品の)

私が見ている瀬川昌治監督作品で、南廣が出演しているものを列記します。『乾杯!ごきげん野郎』(ニュー東映東京1961)、主演の4人組の一人である並木『山麓』(東映東京1062)、三女・岩崎加根子の夫・朝山三吉(国鉄の蒸気機関車運転手)『続・図々しい奴』(東…

『喜劇・女の泣きどころ』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・女の泣きどころ』(松竹1975:瀬川昌治)を見る。 これはおもしろい。『喜劇・男の泣きどころ』に次いでのおもしろさ。男にだらしない太地喜和子と惚れたら純情一途の中川梨絵との対照的なコンビがいい。 彼女らを手玉にとろう…

『喜劇“夫”売ります』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇“夫”売ります』(東映東京1968:瀬川昌治)を見る。 衝撃的なタイトルの割には生真面目な喜劇である。佐久間良子とフランキー堺のベッドシーンは絵にならないのか、それとも佐久間に遠慮したのか、そこらへんはさらりとかわしてい…

、『三等兵親分』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『三等兵親分』(東映東京1966:瀬川昌治)を見る。 これはいい。普通7人もいると、ひとりやふたりぐらい、キャラがはっきりしないのがでてくるのだが、これは違う。芸達者を揃えたとはいえ、それぞれのキャラクターがきっちり描き分け…

小林稔侍(瀬川監督作品の)

私が見ている瀬川昌治監督作品で、小林稔侍が出演しているものを列記する。『三等兵親分』(196)、遠藤辰雄の組の子分『喜劇・競馬必勝法』(1967)、谷啓の同僚の一人『密告(たれこみ)』(1968)、安藤昇にボコボコに殴られるチンピラ・元坊『喜劇・“夫”売ります…

『男の腕だめし』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『男の腕だめし』(松竹1974:瀬川昌治)を見る。 フランキー堺、今回は取り締まる側から、ストリップ小屋の主人に扮し取り締まわれる側にまわっている。取り締まる側の相手は湯原昌幸。フランキー堺の相手にしては貫禄不足。物足りない…

『密告<たれこみ>』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『密告<たれこみ>』(東映東京1968:瀬川昌治)を見る。 8年ぶりに出所した安藤昇が、自分を殺そうとした敵と、警察に密告した奴を、捜し出して復讐するお話。ちょっと毛色の変わった東映ヤクザ映画。 それまで瀬川監督はヤクザ映画を…

『新しい背広』(1957:筧正典)

> 筧正典監督作品『大安吉日』(東宝1957)、『新しい背広』(東宝1957)、『トイレット部長』(東宝1961)、『妻という名の女たち』(東宝1963)、『若い娘がいっぱい』(東宝1966)もぜひ観てみたい。 三百人劇場にて『新しい背広』(東宝1957:筧正典)を見ることが…

『見事な娘』(1956:瑞穂春海)

> 次に未見の金子正且プロデュース作品に出会えるのは、フィルムセンター・成瀬巳喜男特集での『妻の心』(東宝1956)と『女の歴史』(東宝1963)かな。 と思っていたら、浅草東宝のオールナイトで『見事な娘』(東宝1956:瑞穂春海)を見ました。 タイトル通りあ…

「プロデューサー金子正且の仕事」

「その場所に映画ありて/プロデューサー金子正且の仕事」(金子正且・鈴村たけし共著/ワイズ出版・2940円)を1月11日に本屋で発見して、翌12日に買いました。 奥付に2004年11月15日発行とあるので、2ヶ月ぐらいその存在を知らなかったわけです。東宝ファン…

『三匹の狸』(東宝1966:鈴木英夫)

シネマアートン下北沢での「喜劇特急・第二幕/第1週・小沢昭一」にて見た作品です。なお、カラーが完全に抜け落ちた退色版でした。 3匹の狸(詐欺師)こと伴淳・小沢・宝田プラス女詐欺師・星由里子が繰り広げる詐欺の手口の数々。特に小沢昭一が中国人や黒…

『喜劇・競馬必勝法』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・競馬必勝法』(東映東京1967:瀬川昌治)を見る。再見。今年3月に浅草名画座で見たばかり。でも、また見てよかった。今回の特集に通って瀬川昌治監督作品の見方がより深くなっているのだから。 これは『次郎長社長と石松社員』…

『愛のうず潮』(久松静児)

『愛のうず潮』(東宝1962:久松静児) 新珠三千代主演の人妻メロドラマ。恋人が三橋達也、夫が平田昭彦、夫の愛人が草笛光子。クレジットタイトルは新珠と三橋の共演という形で一枚目に新珠が先で二人の名前が並んでいる。 クリスマスの日、夫がいつものよう…

『バカヤロー!3へんな奴ら/第4話・クリスマスなんか大嫌い』(山川直人)

クリスマスが登場する作品といえば、『バカヤロー!3へんな奴ら/第4話・クリスマスなんか大嫌い』(松竹配給1990.10.20:山川直人)です。 下町の商店街の若者たちにとって、クリスマスは店を手伝わなければいけない悲惨な日。でもそれを逆手にとって自分た…

『義務と演技』(一倉治雄)

クリスマス映画といえば、『義務と演技』(TBS=東映1997.02.15:一倉治雄)です。 イルミネーションも登場し、クリスマスの日に、館ひろしと高島礼子の夫婦が仲直りをします。 惜しいことに公開が2月だったということ、せめて11月に公開できなかったもの…

『抱擁』(マキノ雅弘)

クリスマスが登場する作品は『抱擁』(東宝1953:マキノ雅弘)です。 クリスマスイブから始まって、翌年のクリスマスイブに終わるお話です。 山口淑子と三船敏郎の恋愛がメインですが、雪子(山口淑子)が働く酒場「山小屋」に集う常連の芸術家たちがいい雰囲気…

『デスノート the last name』大ヒット

11月3日公開の3本のうち、『デスノート the last name』が大ヒットしているようです。某シネコン200席余のシアター4回上映のうち、3日は1・2回目が残少で3・4回目が満席、4日は1回目が残少で2・3・4回目が満席という状況。 『手紙』は両日とも…

『喜劇・男の泣きどころ』(松竹1973:瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・男の泣きどころ』(松竹1973:瀬川昌治)を見る。再見か、再々見。 これは『喜劇・頑張らなくっちゃ!』(松竹1971:瀬川昌治)のフランキー堺が、交番勤務から出世して本庁(警視庁)勤務になったというような後日談的おもむき。 ポ…

『戦国自衛隊1549』(2005:手塚昌明)

『戦国自衛隊1549』(「戦国自衛隊1549」製作委員会2005:手塚昌明)は、予想以上にいい出来です。 元になった『戦国自衛隊』(角川春樹事務所1979:斎藤光正)は公開当時見ていますが、『斜陽のおもかげ』(日活1967)の監督というイメージがついてまわり、アクシ…

『着信アリ2』(2005:塚本連平)

『着信アリ2』(角川映画=日本テレビ放送網=S・D・P=東宝2005:塚本連平)を見ました。 ミムラが顔いっぱいに口を開いて泣き叫ぶ姿は、およそ女優とは思えない。共演の瀬戸朝香と比較すると、その差は一目瞭然。その素人っぽさを期待しての主演抜擢は成功…