ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『うさぎドロップ』(2011:SABU)


 

 

 
 『うさぎドロップ』(2011:SABU)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン2にて見る。会員6ポイントにて無料、パンフレット700円。
 撮影はこちらが先なのに、後から似たような設定でしかも芦田愛菜が出ているテレビドラマ「マルモのおきて」が放送されてしまい、ちょっとどうかな?という不安があった。しかし、それは杞憂に過ぎなかった。子育てを正面からしっかりととらえきったすばらしい映画に仕上がっている。
 男でも女でも、子どもを保育園に預けながら働くということの難しさ大変さ、子ども共に自分も成長する喜び。これらを違和感なく、さわやかに描ききっている。4人の子どもを18年間、保育園に送り迎えした私が言うのだから間違いない(笑)。
 男が疾走する内容が持ち味のSABU監督、こんなあったかい作品も撮れるんだ、と俄然好感度アップ!
 その疾走感、芦田愛菜と手をつないだり、抱っこしたりして、松山ケンイチが走る!走る!こんなところにも、しっかりとSABU印のスタンプを押しているSABU監督に拍手!拍手!
 また、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』(2011:川村泰祐)では精彩を欠いていた香里奈。この作品では水を得た魚のようにイキイキとしている。香里奈は男っぽくなくちゃ、香里奈じゃない!男っぽいSABU監督とも相性抜群!
 もうひとつ付け加えれば、松山ケンイチが倉庫配送勤務になった職場の仲間たち(阿部亮平、藤崎賢嗣ら)が実にいい味を出している。その中の紅一点・池脇千鶴の存在が作品のグレードアップに貢献していることに誰も異論を唱えないだろう。
 
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