『電人ザボーガー』(2011:井口昇)を新宿バルト9シアター3にて見る。1200円(シネマチネ)、パンフレット800円(チープな薄さで高い)。
こんなTV作品(1974年)があったことすら知らないので、まるっきり新鮮な気持ちで見れた。
おもしろい!パンチの利いた主題歌にのって繰り広げられるアクションの連続技。チープなコスチュームデザインをスピーディーなアクションで圧倒する。でも、それは第一印象だけで、話が展開するにしたがい、その造形美術はよくできている。エンドクレジットに流れるTV版の映像を見ると、技術の進歩は目を見張るものがある。
1部が青年期の大門豊(古原靖久)、そのヒロイン・ミスボーグが山崎真実。得意のアクションがたっぷり見れると思ったが、、。
2部が熟年期の大門豊(板尾創路)、そのヒロイン・AKIKOが佐津川愛美。
断然、2部がおもしろい。板尾創路の哀愁ただよう表情が実にいい。佐津川愛美のけなげさもよい。その演技力は山崎真実と比べれば際立ってうまい。
主人公・大門豊とザボーガーの兄弟愛・絆、というテーマもよく出ていたし、ちょっとジーンと来るところもあり、満足の一篇であった。
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