ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『あしたになれば。』(2015:三原光尋)













 『あしたになれば。』(2015:三原光尋)を、角川シネマ新宿シネマ1にて見る。会員デー1000円。
 男子高校2年生の4人組が町おこしのためのグルメコンテストに参加要請される。せっかくの夏休みをそんなことに使いたくないと一度は断る。でも、一緒にチームを組んで参加する相手が隣の女子高校の2人組、しかもその一人はとびっきりの可愛い子とわかると、即参加。
 男女別学しかなかった地域で学んだ私には、大いに共感できるシチュエーション。それよりなにより、純な恋愛がほほえましい。主演の小関裕太黒島結菜の二人、TBS「ごめんね青春」コンビ。そういえば、あのドラマも男女別学だった高校のお話(さすが宮藤官九郎、わが宮城県出身で別学経験者が書ける内容だった)。
 さらにもうひとり、「ごめんね青春」から富山えり子も参加。これが実にいいんだ。太っていても、決して卑屈にならずに大らかで、グルメ作りのリーダー的存在となり、男子たちも黒島結菜と同等に接している。
 「壁ドン」やら、「好きだ」と告白ごっこばかりの高校恋愛ものばかり見せられていると、こんな純粋な青春ものが新鮮に見えて感動してしまう。
 『振り子』を見ていい気分になり、続けて『あしたになれば。』で大いに共感して、ニコニコ気分の一日であった。満足、満足。
4月3日(金)鑑賞