ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

山谷初男さん、亡くなる

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 山谷初男(やまや・はつお、本名・八男)さんが、10月31日、間質性肺炎のため秋田市内の病院で亡くなりました。85歳。葬儀は近親者で営んだとのこと。
 秋田県仙北郡角館町(現・仙北市)出身。秋田県立角館北高等学校(現・秋田県立角館高等学校)卒業。1953年に劇団東芸入団。1965年に俳優小劇場の第1回研究生となり、のちに自由劇場天井桟敷を経てフリー。
1964.04.12『ケチまるだし』(松竹大船1964:不破三雄)にて映画デビュー。
 その後、
1966.07.00『胎児が密猟する時』(1966:若松孝二)、
1966.12.13『裏切りの季節』(1966:大和屋竺)、
1967.02.21『避妊革命』(1967:足立正生)、
1967.07.00『日本暴行暗黒史 異常者の血』(1967:若松孝二)、
1967.09.12『性の放浪』(1967:若松孝二)、
1967.10.03『荒野のダッチワイフ』(1967:大和屋竺)、
1967.12.05『変質者』(1967:山本晋也)、
1967.00.00『性犯罪』(1967:若松孝二)、
1968.06.00『肉体の欲求』(1968:若松孝二)、
1968.08.00『性地帯 セックスゾーン』(1968:足立正生)、
1968.09.27『金瓶梅』(1968:若松孝二)、
1969.02.24『性遊戯』(1969:足立正生)、
1969.09.00『狂走情死考』(1969:若松孝二)、
などの若松プロ製作のピンク映画に出演。
以降、一般映画でも脇役として大活躍しました。
1969.10.18『ヤングパワー・シリーズ 新宿番外地』(大映東京1969:帯盛迪彦)、
1970.04.18『無頼漢』(1970:篠田正浩)、
1971.02.13『修羅』(1971:松本俊夫)、
1971.08.25『八月の濡れた砂』(1971:藤田敏八)、
1971.09.11『いのちぼうにふろう』(1971:小林正樹)、
1972.04.29『あゝ声なき友』(1972:今井正)、
1972.09.02『子連れ狼 死に風に向う乳母車』(1972:三隅研次)、
1972.12.09『女生きてます 盛り場渡り鳥』(1972:森崎東)、
以下、略。

 山谷初男さんのご冥福をお祈りします。