ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

中山仁さん、亡くなる

f:id:hati8823:20191111200011j:plain
f:id:hati8823:20191111200025j:plain
f:id:hati8823:20191111200038j:plain
f:id:hati8823:20191111200105j:plain
f:id:hati8823:20191111200117j:plain
f:id:hati8823:20191111200130j:plain
 中山仁(なかやま じん)さんが10月12日17時25分に、肺せんがんのため、都内の自宅で死去していたことが、所属事務所から発表されました。77歳でした。
 1942年中国・北京生まれ、東京都出身。東京都立雪谷高等学校卒業。早稲田大学第一政治経済学部政治学科中退。文学座養成所、劇団「NLT」、「浪漫劇場」を経て、「オフィスのいり」所属でした。
 所属事務所では「故人の遺志により葬儀、お別れ会はせず特に逝去したことも公表せずに、とのことでしたが、ご家族と相談の上、1か月経ちました本日、御報告をさせていただきます」と書類を通して11月11日発表。
 中山仁さんの最近作は
2006.02.25『県庁の星』(2006:西谷弘)、
2008.04.12『ふるさとをください』(2008:冨永憲治)、
でした。
 『県庁の星』では野村聡(織田裕二)の婚約者・篠崎貴子(紺野まひる)の父親である篠崎建設社長・篠崎威嗣に扮していました。

 中山仁さんの代表作は、
デビュー2作目の1967.01.14『宴』(松竹大船1967:五所平之助)、
1967.04.29『愛の讃歌』(松竹大船1967:山田洋次)、
1967.09.15『颱風とざくろ』(東宝1967:須川栄三)、
1967.12.01『囁きのジョー』(斎藤プロ=松竹1967:斎藤耕一)、
という具合に1967年に集中しています。
その活躍で、日本映画製作者協会(エランドール賞)新人賞を受賞しています。
 TBS日曜夜7時30分~「サインはV」(1969.10.05~1970.08.16)では立木大和のバレーボールコーチ・牧圭介に扮して大人気となりました。

 中山仁さんのご冥福をお祈りします。