以上、『スクロール』(2023:清水康彦)より
『スクロール』(2023:清水康彦)を、TOHOシネマズ日比谷・別館スクリーン13にて見る。1200円。
北村匠海と中川大志の二枚看板で絶対おもしろくヒットする作品ができると思って、製作委員会に参加した出資会社のみなさん、当てが外れて残念でした。『CUBE 一度入ったら、最後』(2021)では菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工、柄本時生、吉田鋼太郎を集めておいて演出力のなさを露呈してしまった清水康彦監督。彼に監督を任せたのが失敗の最大の要因である。
冒頭から、暗くどんよりとした画面で、登場人物の「死にたい」願望があふれかえっていて、もううんざり。北村匠海が登場しても、「死んでしまいたい」のモノローグがずっと続く。その対比として明るくチャラい中川大志の登場かと思いきや、彼も何を生きがいとしているのか自分自身でもわかっていないありさま。
出てくる登場人物たちに誰一人、共感できない。
唯一の収穫は、中川大志が勤めているテレビ局という設定で、スポーツニッポン本社でロケしていることがわかったこと。スポニチ本社入り口でワゴン車から撮影機材の積み下ろしショット、オフィス内のシーン、屋上での中川大志と水橋研二の会話シーン。これらは窓から見える外の風景やら、屋上からの遠景で、明らかにスポニチ社屋でロケしたことが判明。スポニチ本社には毎週のようにロケバスが横付けされていて、何かしら撮影が行われているようで、その一端の完成作品をみることができて、ちょっと満足。
清水康彦監督、二度あることは三度あるで、次回作も人気俳優を使って、大コケするのか、怖いもの見たさで期待しよう!
2023年3月2日(木)鑑賞
スタッフ
監 督 清水 康彦
脚 本 金沢 知樹
〃 清水 康彦
〃 木乃江祐希
原 作 橋爪 駿輝 「スクロール」(講談社文庫)
エグゼクティブプロデューサー
麻生 英輔
〃 木村 麻紀
製 作 坂本 香
〃 鷲見 貴彦
〃 小山 洋平
〃 佐久間大介
〃 浅田 靖浩
チーフプロデューサー 小林有衣子
プロデューサー 八木 佑介
〃 野村 梓二
撮 影 川上 智之
美 術 松本 千広
音 楽 香田 悠真
主題歌 Saucy Dog「怪物たちよ」
録 音 桐山 裕行
音響効果 桐山 裕行
照 明 穂苅 慶人
編 集 清水 康彦
衣 裳 服部 昌孝
メイク NOBUKO MAEKAWA
ヘ ア HORI
キャスティングプロデューサー
本多 里子
ラインプロデューサー 門馬 直人
〃 安藤 光造
アシスタントプロデューサー
金川紗希子
制作担当 小林慶太郎
監督補 長田 亮
助監督 草場 尚也
VFX 宮城 雄太
公開年月日:2023.02.03
上映時間:120分
製作会社:映画「スクロール」製作委員会
(講談社、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、TBSテレビ、TBSグロウディア、ベンチャーバンクエンターテインメント、イースト・ファクトリー)
製作幹事:TBSグロウディア=ベンチャーバンクエンターテインメント
制作プロダクション:イースト・ファクトリー
配給:ショウゲート
キャスト
北村 匠海 僕
中川 大志 ユウスケ
松岡 茉優 菜穂
古川 琴音 私
水橋 研二 ユウスケの上司
莉子 ハル(アイドル)
三河 悠冴 森(僕とユウスケの大学同期)
MEGUMI バーのママ
金子ノブアキ ユウスケの取材を受ける大学の先生
忍成 修吾 コダマ(僕と私の上司)
相田 翔子 森の母親
宮田 早苗 菜穂の母親
? ユウスケの職場に乗り込んでくる彼女
坂本 長利 私に絵の制作を発注する店主
? 菜穂の隣席の同僚
? 菜穂の結婚する後輩
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