以上、『TAR ター』(2022-2023:トッド・フィールド)より
『TAR ター』(2022-2023:トッド・フィールド)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン6にて見る。1000円。
冒頭の音楽評論家との公開トークの長回しによる長セリフ、続いてのレストランでの支援者兼格下指揮者とのよどみない会話、そして圧巻は学生たちとの講義シーン。どこでカットしたのかもわからないほどの長回しのもとで、途切れることのないセリフの洪水。これだけで、ケイト・ブランシェットの存在感に圧倒された。
しかし、高揚感もここまで。その後は、説明不足の描写がところどころに見られつつ、しだいに内容が沈んでいく。途中、別れの挨拶に来て、部屋の鍵も返した、という女性は誰? その後自殺したというクリスタ? それと、ベルリンフィルに指示を出す言葉がドイツ語、このシーンが字幕なし。アメリカとの同時公開でもないのだから、ドイツ語の専門家をつけて、翻訳してほしかったなあ、、、。
マーラーの交響曲を大オーケストラの演奏で迫力たっぷりに楽しめるかと思ったのに、肩透かしくらってしまった。残念無念。
2023年5月23日(火)鑑賞
スタッフ
監 督 トッド・フィールド
脚 本 トッド・フィールド
製 作 トッド・フィールド
〃 アレクサンドラ・ミルチャン
〃 スコット・ランバート
撮 影 フロリアン・ホーフマイスター
美 術 マルコ・ビットナー・ロッサー
音 楽 ヒドゥル・グドナドッティル
編 集 モニカ・ヴィッリ
衣裳デザイン ビナ・デグレ
字幕翻訳 石田 泰子
公開年月日:2023.05.12
上映時間:159分
カラー/シネスコ/デジタル
製作国:アメリカ合衆国
製作会社:Emjag=Standard Film Company=Focus Features
配給:ギャガ
キャスト
ケイト・ブランシェット リディア・ター
ノエミ・メルラン フランチェスカ・レンティーニ(助手)
ニーナ・ホス シャロン・グッドナウ(コンサートマスター)
ソフィー・カウアー オルガ・メトキナ(新人チェロ奏者)
マーク・ストロング エリオット・カプラン(投資銀行家兼アマチュアオーケストラの指揮者)
アラン・コーデュナー セバスチャン・ブリックス(副指揮者)
ジュリアン・グローヴァー アンドリス・デイヴィス(ベルリンフィル幹部)
シルヴィア・フローテ クリスタ・テイラー
ミラ・ボゴイェヴィッチ ペトラ(リディアとシャロンの養女)
ツェトファン・スミス=グナイスト
マックス(指揮専攻の学生)
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