ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『イニシェリン島の精霊』(2022-2023:マーティン・マクドナー)





以上、『イニシェリン島の精霊』(2022-2023:マーティン・マクドナー)より


 『イニシェリン島の精霊』(2022-2023:マーティン・マクドナー)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。6月2日(金)から始まった「EUフィルムデーズ2023」の1本。310円。

イニシェリン島の精霊(114分・DCP) アイルランド Ireland
The Banshees of Inisherin
【言語 Language】英語 English
【字幕 Subtitles】日本語 Japanese
 島民全員が顔見知りの平和な小さい島で、気のいいパードリックは長年友情を育んできた友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる「精霊」が降り立つ。
以上、国立映画アーカイブの解説より

 初見。
 現代の話かと思ったら、なんと1923年4月の頃が時代背景。アイルランドの内戦を二人の仲たがいとして寓話的に描いているのかも。
 コルムがなぜ突然、長年の親友と関係を断ってしまうのか、なぜ指まで切ってしまうのか。それが理不尽な戦争だから、と言ってしまえばそれまでなのだが。現実にウクライナで起きている戦争もそうだし、、、。
 アイルランドの風景は暗くどんよりしているかと思いきや、空のくすんだ青や、草原みたいな緑や、海岸の水色、などがアクセントになって、意外と明るい。それが作品内容の陰惨さから救ってくれる。
 今年封切られた作品を310円で見ることができて、大満足でした。
2023年6月15日(木)鑑賞

       スタッフ
監 督        マーティン・マクドナー
脚 本        マーティン・マクドナー
製 作        グラハム・ブロードベント
 〃         ピート・チャーニン
 〃         マーティン・マクドナー
撮 影        ベン・デイヴィス
美 術        マーク・ティルデスリー
音 楽        カーター・バーウェル
録 音        サイモン・ウィリス
編 集        ミッケル・E・G・ニールセン
衣裳デザイン     イマー・ニー・ヴァルドウニグ
キャスティング    ルイーズ・キーリィ
製作国:イギリス=アメリカ=アイルランド
製作年:2022
公開年月日:2023.01.27
上映時間:109分
カラー/シネスコ/デジタル
製作会社:Blueprint Pictures
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

       キャスト
コリン・ファレル     パードリック・スーラウォーン
ブレンダン・グリーソン  コルム・ドハティ(パードリックの友人)
ケリー・コンドン     シボーン・スーラウォーン(パードリックの妹)
バリー・コーガン     ドミニク・キアニー(パードリックと気の合う友人)
ゲイリー・ライドン    ピーダー・キアニー(ドミニクの父親、警察官)
パット・ショート     ジョンジョ(パブの店主)
ジョン・ケニー      ジェリー
シーラ・フリットン    ミセス・マコーミック(死神のような老婦)
デイヴィッド・ピアーズ  牧師

※追記
 イニシェリン島はどこだろうと検索したら、架空の島だそうで、アラン諸島をモデルにしていて、実際にそこで撮影しているようです。
 アラン諸島はどこかというと、アイルランドの首都・ダブリンの反対側・ゴールウェイの近く、北大西洋に面しています。
 アイルランド本土からアラン諸島への交通機関、現在はフェリーと飛行機があります。フェリーは、ゴールウェイから西へ約34kmの場所にあるロッサヴィール港(ロッサヴィール・ハーバー)とアラン諸島を結ぶフェリーが通年で運航しています。
 ちなみにダブリンはイギリスに面しているが、アラン諸島は反対側なので、イギリスにはあまり影響されない純粋なアイルランド人が住むところかな?

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