以上、『ほつれる』(2023:加藤拓也)より
『ほつれる』(2023:加藤拓也)を、シネスイッチ銀座スクリーン1にて見る。1200円。
なにを描きたいのか、さっぱりわからない。見終わって、各著名人(女優陣も)が、よくここまで深く感じ取るもんだという絶賛のコメントを読んで、主人公の名前が綿子というのが初めて知った。劇中で呼びかけがあったかもしれないが、ぼそぼそという会話に埋もれてよく聞き取れない。
家庭内別居中の二人。寝室は綿子専用となり、夫の田村健太郎は一歩も入れず、ソファで寝ている。子どもの面倒を見なければいけない、という会話から夫が浮気して子どもができて、それで二人の関係は冷え切っているのかと思った。ではなく、どうやら田村は、妻子がありながら、夫のいた門脇麦と不倫をして、その結果、結婚したようだ。なのに、現在の冷え切った関係はなぜ?
冷え切ったから、1年前に知り合った妻のいる染谷将太と不倫するようになったのか、、、。
それにしても、息子との関係修復ができないままになっていた父親・古舘寛治が不倫を知って、息子の妻にわざわざ知らせるとは、何を考えているんだろう。息子との対話がなかったことを悔やんでいるのだったら、贖罪の意味で黙っているべきではないか、、、。
ともあれ、理詰めで攻める田村健太郎には辟易したし、門脇麦の存在自体にも共感できない、というよりはわけがわからない。
2023年9月9日(土)鑑賞
スタッフ
監督・脚本 加藤 拓也
エグゼクティブプロデューサー
松岡 雄浩
〃 定井 勇二
チーフプロデューサー 服部 保彦
プロデューサー 松岡 達矢
〃 宮崎 慎也
〃 澤田 正道
コ・プロデューサー 澤田 正道
撮 影 中島 唱太
美 術 宮守 由衣
装 飾 前屋敷恵介
音 楽 石橋 英子
録 音 加藤 大和
〃 加唐 学
照 明 高井 大樹
編 集 日下部元孝
〃 シルヴィー・ラジェ
スタイリスト 高木阿友子
ヘアメイク 近藤 美香
製作担当 奥田 順一
助監督 鹿川 裕史
製作国:日本=フランス
公開年月日:2023.09.08
上映時間:84分
カラー/ビスタ/デジタル
製作会社:「ほつれる」製作委員会=コム・デ・シネマ
制作幹事:メ~テレ=ビターズ・エンド
制作プロダクション:フィルムメイカーズ
配給:ビターズ・エンド
キャスト
門脇 麦 綿子
田村健太郎 文則(綿子の夫)
黒木 華 英梨(綿子の友人)
古舘 寛治 哲也(木村の父親)
安藤 聖 依子(木村の妻)
佐藤 ケイ 道の駅店員・中田
秋元龍太朗 靴屋店員・笹井
金子 岳憲 旅館受付・原田
安川 まり 救急センター・電話の声
染谷 将太 木村
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