ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『美晴に傘を』(2025:渋谷悠)






以上、『美晴に傘を』(2025:渋谷悠)より


 『美晴に傘を』(2025:渋谷悠)を、恵比寿ガーデンシネマ・スクリーン1にて見る。1100円。
 ケンカ別れしてから一度も会っていない息子・光雄をがんで亡くした漁師・善次。北海道余市町で一人暮らしの善次のところに、光雄の妻・透子が娘の美晴・凛を連れてやってくる。20歳になっている姉・美晴は自閉症で聴覚過敏を持つ。そんな娘を心配するあまり過保護になってしまう透子。
 善次、透子、美晴の三人が、少しづつ前向きに生きようとする姿を丁寧に描いている。善次は息子への思いを声に出して語るようになり、透子は美晴を一歩下がって見守るようになり、美晴は恋をして明るくイキイキと輝くようになる。
 ラストの三人のそれぞれの思いを語るカットバック、面白い演出であった。ただ、美晴と父親との絵本のようなファンタジー演出。映画なんだからもう少し夢が広がるような大胆な世界観でもよかったかな。
2025年1月28日(火)鑑賞

       スタッフ
監督・脚本      渋谷  悠
プロデューサー    大川 祥吾
 〃         渋谷真樹子
共同プロデューサー  早坂  伸
撮影監督       早坂  伸
音 楽        土井あかね
録 音        寒川 聖美
音響効果       吉方 淳二
照 明        オカザキタカユキ
編 集        小堀由起子
ヘアメイク      岩鎌 智美
 〃         原  早織
助監督        西  貴人
公開年月日:2025.01.24
上映時間:123分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:
(制作プロダクション:アイスクライム=キアロスクーロ撮影事務所)
配給:ギグリーボック

       キャスト
升   毅      吉田善次(漁師)
田中 美里      吉田透子(美晴と凛の母親)
日高 麻鈴      吉田美晴(光雄と透子の長女)
和田 聰宏      吉田光雄(善次の息子、透子の夫)
宮本 凜音      吉田凛(光雄と透子の次女)
上原 剛史      桐生(ワイン職人)
井上  薫      正野(書道家)
阿南 健治      二郎(善次の友人)
織田あいか      二郎の娘
菅沼  岳      二郎の娘の夫
和田ひろこ      居酒屋の主人・せっちゃん
徳岡 温朗      果物農家・玉岡
納谷 真大      町の人(漁師仲間)
山野 久治      町の人
菊地 颯平      町の人
南   参      町の人
磯貝 圭子      町の人
小島 達子      町の人

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