『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(2025:大九明子)をTOHOシネマズ日本橋スクリーン4にて見る。1300円。
半年ぶりに大学に戻った小西は、お団子頭の桜田花の孤高のたたずまいに目を奪われる。勇気をふりしぼって話しかけ、意気投合するふたり、、、。
よくあるボーイミーツガールとは、ちょっと味付けが違う。それは今まで見た大九明子作品群、『恋するマドリ』(2007)、『モンスター』(2013)、『勝手にふるえてろ』(2017)、『美人が婚活してみたら』(2019)、『甘いお酒でうがい』(2020)、『私をくいとめて』(2022)、『ウェディング・ハイ』(2022)、に漂うちょっと斜に構えた不思議な感覚と共通している。
小西や桜田は周りから浮いているし、小西の唯一の友人である山根だって友達がいないようだし、あの独特のしゃべり方が変わっている。彼を演じているのが黒崎煌代とは気づかなかったくらい、うまくはまっていた。
さらに、バンドサークルに入っていて、銭湯清掃バイトのさっちゃんは、妙にテンションが高い。なんだろうと思っていたら、清掃帰りの深夜での小西にたいする告白の長ゼリフ。伊東蒼の一世一代の演技といっていいくらいの名シーン。
その夜が明けた後半の怒涛の展開。そして、伊東蒼に負けじと、ラストの河合優実と萩原利久との長ゼリフの掛け合い。見ごたえ充分。
お薦め作品です。
2025年4月28日(月)鑑賞
スタッフ
監督・脚本 大九 明子
原 作 福徳 秀介「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(小学館刊)
プロデュース 中村 直史
〃 古賀 俊輔
製 作 藤原 寛
〃 吉澤 啓介
〃 永山 雅也
〃 古賀 俊輔
〃 松本 光司
プロデューサー 中澤 晋弥
〃 黒田 優太
〃 松浦ちひろ
共同プロデューサー 馬場 省吾
〃 長坂 淳子
撮 影 中村 夏葉
美 術 橋本 泰至
装 飾 貴志 樹
音楽プロデューサー 田井モトヨシ
挿入曲 スピッツ「初恋クレイジー」(Polydor Records)
劇中歌 蛭子 和典「倍音そうる」
〃 山合 圭吾「日に日に」
録 音 小宮 元
音響効果 渋谷 圭介
照 明 常谷 良男
編 集 米田 博之
衣 裳 宮本 茉莉
ヘアメイク 遠山 穂波
DIカラリスト 河原 夏子
ラインプロデューサー 梅本 竜矢
制作担当 大塚 博之
助監督 成瀬 朋一
VFXスーパバイザー 田中 貴志
公開年月日:2025.04.25
上映時間:127分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:吉本興業=NTTドコモ・スタジオ&ライブ=日活=ザフール=プロジェクトドーン
(製作幹事:吉本興業
/制作プロダクション:ザフール)
配給:日活
キャスト
萩原 利久 小西徹
河合 優実 桜田花
伊東 蒼 さっちゃん
黒崎 煌代 山根(小西の友人)
安齋 肇 喫茶店のマスター
浅香 航大 さっちゃんの父
松本 穂香 夏歩(佐々木の娘)
古田 新太 佐々木(銭湯の主人)
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