ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『HAPPYEND』(2024:空音央)











 『HAPPYEND』(2024:空音央)を、早稲田松竹にて見る。1100円。
 XX年後の日本。幼なじみで親友のユウタとコウを中心とした仲良し5人は、音楽を聴いたり悪ふざけをしたりして過ごす高校3年生。ユウタとコウが行ったイタズラをきっかけとして、生徒を監視するAIシステムが学校に導入される、、、。
 警官が不審者の顔をスマホで撮ると、瞬時にどこの誰だかわかるシステム。学校の防犯カメラでは生徒を撮ると、服装違反やら行動違反(喫煙とか)を特定して減点がかさんでいく、その恐ろしさ。
 その管理体制に反発し声をあげ行動するフミたち。コウも心情的に同調するが、自分が日本国籍がないために大学進学の奨学金取得ができなくなることを懸念して行動には加わらない。少し裕福家庭のユウタは楽しく生きていければいいじゃん、というスタンス。お互いの関係性が揺らいでいく。
 クラスの三分の一は日本国籍がないという状況。5人組ではコウは韓国系、ミンが中国系、トムは米国系、という多国籍。まさに近未来。さらに、卒業式でもみんな半袖の白シャツ。季節感がなくなったという設定が実にいい。
 5人バラバラに旅立っていっても、心はつながっている。それがラストの歩道橋でのユウタとコウの別れに鮮やかに描写している。
 天才・坂本龍一の血を受け継いだ空音央、恐るべし。これからの活躍が大いに楽しみ!
2025年5月4日(日)鑑賞

       スタッフ
監督・脚本      空  音央<そら・ねお>
エグゼクティブプロデューサー
           林   郁
 〃         ダグラス・チョイ
 〃         ロバイナ・リッチティエロ
 〃         山崎 エマ
コーエグゼクティブプロデューサー
           テー・スーチン
 〃         テオ・イーペン
 〃         エンギン・イェニドゥンヤ
プロデューサー    アルバート・トーレン
 〃         増渕 愛子
 〃         エリック・ニアリ
 〃         アレックス・ロー
撮 影        ビル・キルスタイン
美 術        安宅 紀史
音 楽        リア・オユヤン・ルスリ
サウンドスーパーバイザー
           野村 みき
録 音        滝澤  修
サウンドデザイナー  大保 達哉
照 明        金子 康博
編 集        アルバート・トーレン
衣 装        栗田 珠似
ヘアメイク      平林 純子
キャスティングディレクター
           高野 力哉
助監督        熊野 桂太
製作国:日本=アメリ
製作年:2024
公開年月日:2024.10.04
上映時間:113分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:ZAKKUBALAN=シネリック・クリエイティブ=Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド
       キャスト
栗原 颯人      ユウタ
日高由起刀      コウ
林  裕太      アタちゃん
シナ・ペン      ミン
ARAZI         トム
祷 キララ      フミ(コウの同級生)
中島  歩      岡田(ユウタたちの担任)
矢作マサル      平(校長秘書)
 ?         岡田の代わりの先生
 ?         学校に捜査に来た刑事
PUSHIM        福子(コウの母)
渡辺真起子      陽子(ユウタの母)
佐野 史郎      長井校長
¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U/行松陽介 クラブのDJ

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