ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『舞妓はん』(松竹京都1963:市村泰一)

 『舞妓はん』(松竹京都1963:市村泰一)をラピュタ阿佐ヶ谷で見る。
 「昭和の銀幕に輝くヒロイン第30弾・倍賞千恵子スペシャル」の第3週目である。
 学校時代に一緒だった橋幸夫倍賞千恵子は、京都競馬場で何年ぶりかで再会する。二人は恋仲となるが、片や板前修業中、片や舞妓見習い中の身。その恋愛を周囲は反対するが、二人は駆け落ちで対抗しようとしたりする。結局、橋幸夫が泣く泣く諦めるかたちで、倍賞千恵子は踊りの家元の御曹司のところへと嫁いでいく。
 舞妓さんは素顔と舞妓の顔とのギャップの美しさが見せ場じゃなかろうか。この作品では、倍賞千恵子は普段の顔と舞妓の顔にあまり変化がない。もともと美人だからと言ってしまえばそれまでだが、もっと変わりばえのする女優さんが演じたほうがおもしろかったかも。