３月８日生まれ、篠ひろ子(しの ひろこ) 本名：西山博子(旧姓：沼沢)
1948年、宮城県仙台市柏木にて、三男二女の長女として生まれる。
聖ウルスラ学院高校から、1966年、東北学院大学法学部入学。1967年、東北放送の「ホリディ・イン・仙台」の司会者・大平透のアシスタントとして、テレビ初出演。同年、大学中退。
1968年、いずみたくに誘われて上京。篠ヒロコの芸名で新宿コマ劇場「恋は抜群！」の主役に抜擢される。クラウンレコードから「水色の風」で歌手デビュー。
歌手では成功せず、1973年「時間ですよ」(TBS)の美人ママ・お涼さん役が人気となり、その後は女優として活躍する。
1978年、芸名を篠ひろ子に改名。1980年代に入って、「金曜日の妻たちⅡ・男たちよ、元気かい？」(1984･TBS)、「金曜日の妻たちⅢ・恋におちて」(1985･TBS)に出演して、“金妻”ブームをまきおこす。
1992年には作家・伊集院静と結婚、本名は西山博子となる。プロゴルファーの沼沢聖一は長兄。
現在は仙台在住。
〔主な映画出演作品〕
(公開日) (作品名) (製作・配給会社) (監督)
1973.01.15 恍惚の人 芸苑社(東宝) 豊田四郎
1973.03.03 放課後 東宝映画 森谷司郎
1974.03.30 しあわせの一番星 松竹 山根成之
1974.08.10 三代目襲名 東映京都 小沢茂弘
1974.12.28 ザ・ドリフターズ／極楽はどこだ!! 渡辺プロ＝松竹 渡辺祐介
1975.05.31 吾輩は猫である 芸苑社(東宝) 市川 崑
1976.12.25 河内のオッサンの唄／よう来たのワレ 東映東京 斎藤武市
1979.04.28 乱れからくり 東宝映画 児玉 進
1980.08.16 元祖大四畳半大物語 にっかつ 曽根中生、松本零士
1993.01.15 プロゴルファー織部金次郎 杉村六郎
日映＝三菱商事＝バンダイ＝武田商店＝レオナ＝東映
『恍惚の人』（芸苑社＝東宝1973.01.15公開、監督：豊田四郎)
有吉佐和子の同名小説の映画化。ボケてしまった立花茂造(森繁久彌)に振り回される息子夫婦の信利(田村高廣)と昭子(高峰秀子)、嫁に行った娘の京子(乙羽信子)など、茂造と周辺の人々の心の触れ合いを描いている。
篠ヒロコのデビュー作で、学生結婚の山岸(伊藤高)とエミ(篠ヒロコ)が、立花家の離れに引っ越して来て、茂造の世話をやくという設定。
2000.03.31(金)記
2007.03.08(木)追記
