ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

06月22日、加藤春哉(2007)

 きょう6月22日は、加藤春哉(かとう はるや)さんの誕生日です。1928年生まれの79歳になりました。おめでとうございます。
 6月22日生まれ、加藤春哉(かとう はるや)
      本名・同じ
 1928年、東京市麻布区生まれ。
 麻布小学校2年の時、8歳で築地小劇場に出演。
 1939年、6年生の時、劇団東童に入り、少年俳優として舞台に立つ。
 1945年、鎌倉学園卒業。
 1949年、東童を退団。東宝入社、すぐに新東宝に移る。
 1950年、『雪夫人絵図』(滝村プロ=新東宝1950:溝口健二)での少年・誠太郎役が映画デビュー。
 『母は嘆かず』(新東宝1951:渡辺邦男)では、水谷八重子の息子で気が弱くちょっとぐれてしまう役を演じたりする。
 その後、東京映画に移籍、1956年からは東宝専属となる。
 1970年、東宝退社するまでに250本以上の作品に出演。童顔のため、いつまでも二枚目半で気障な役やコメディリリーフとして大活躍する。
 1959年、結婚。一男あり。
 『転校生』(日本テレビ=ATG1982:大林宣彦)では校長先生、『日本殉情伝・おかしな二人・ものくるほしきひとびとの群』(フィルムリンク・インターナショナル1988:大林宣彦)では新聞社社主で出演している。

 『渡り鳥いつ帰る』(東京映画製作、東宝配給1955.06.21公開、監督:久松静児
 永井荷風原作「春情鳩の街」の映画化。『警察日記』(日活1955)で大変身を遂げた久松静児が『おふくろ』(日活1955)に次いで撮った作品。
 加藤春哉は栄子(淡路恵子)に嫌われても通いつめる純情な時計工・寺田を好演している。

 本日は加藤春哉さんの誕生日を祝って、フィルムセンターにて『赤坂の姉妹より・夜の肌』(東京映画1960:川島雄三)を観ました。加藤春哉さんは、淡島千景が経営するバー「まごころ」のバーテン・ジロちゃんに扮していました。