ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『サイドカーに犬』(2007:根岸吉太郎)


 アミューズCQN2にて『サイドカーに犬』(2007:根岸吉太郎)を観る。
 ミムラが20年前の小学4年、ヨウコ(竹内結子)という不思議な女性と過ごしたひと夏を回想するお話。
 根岸吉太郎の作品を観ると、いつも思うのが、なんでこんなに演出がうまいんだろう、と。人間観察が深いんだろうな。
 小学4年の薫を演じた女の子のうまいこと、うまいこと。決して演技派ではない。演技が自然なのだ。はにかみ、喜び、驚き、悲しみ、すべてにおいて控えめながら、巧みに表現している。
 竹内結子も出産からの復帰作としては、軽めのもので大成功というところかな。