ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『黄色い風土』(ニュー東映東京1961:石井輝男)

 フィルムセンターにて『黄色い風土』(ニュー東映東京1961:石井輝男)を観る。再見。
 以前見た時も寝てしまったが、今回はそれ以上に寝てしまう。編集長の丹波哲郎が登場するあたりまでは起きていたが、あとはぐっすり。目覚めたら、八代万智子が死体となって発見されていた。
 ラスト、富士山麓の御殿場かどっかでの鶴田浩二と犯人・春日俊二の謎解きシーン。なるほど、現在の2時間ドラマでのお馴染み断崖絶壁の謎解きシーン、『黄色い風土』が原点だったのかと納得。2時間ドラマは刑事たちに逮捕されておしまいとなるが、石井輝男監督はなぜかしら、爆薬があちこちで破裂させ、そのなかを鶴田と春日を走らせるという演出を付け加える。さすがである。というか映画なんだから、当たり前か。