浅草名画座にて『緋牡丹博徒・二代目襲名』(東映京都1969:小沢茂弘)を見る。2年越しで貯めた10ポイントにて無料。
『緋牡丹博徒』シリーズで唯一見逃していた作品をみることができ、満足。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。なるほど、なかなか上映されないわけが、わかった。シリーズ中で一番おもしろくない。
嵐寛寿郎の遺志をついで筑豊本線を開通させた藤純子、見事、矢野組二代目襲名となるのが、話の筋。敵・天津敏を高倉健の助けを借りてやっつけるという決まり事は守ってはいるものの、メリハリがない。
最大の欠点は、若山富三郎が出演していないこと。晴れの襲名披露なのに、清川虹子だけでは、スケール感がでない。コメディリリーフの若山富三郎が出演しなくては、面白みが半減してしまうのだ。