ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『フレフレ少女』(2008:渡辺謙作)

 『フレフレ少女』(2008:渡辺謙作)をユナイテッド・シネマ豊洲シアター12にて見る。会員6ポイントを使用。パンフレット800円。
 おもしろい、実におもしろい!アイドル映画と侮るなかれ!
 不純な動機で一人しかいない応援団に入った新垣結衣。必死の勧誘活動で団員を5人まで増やす。そこからの応援団とは何かの人間形成サクセスストーリーが、素直に感動できる。
 内藤剛志たちOBとの対比も鮮やかである。OB5人から現役5人へと継承される応援スピリッツ。その応援を受けた野球部があれよあれよと決勝戦へ。
 「我々は野球部の健闘を讃えるためにやってきたのではない。甲子園出場を勝ち取るためにここにきたのだ!」という副団長の激がいい。その心からの応援に力をもらった野球部、それまで完全試合に抑えられていた9回裏に奇跡の逆転勝利。甲子園初出場の時に歌える応援歌「満開の桜」が高らかに斉唱する。いいぞ、いいぞ!櫻木高校!
 わが母校も、いつの日にか甲子園へと応援し続けて40年!願いはきっとかなう。来年からは男女共学となり、新垣結衣ちゃんのような女子生徒の応援を受ければ、奇跡は起きる。そんな予感を感じさえてくれる映画である。今年一番の拾いものであった。