ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『釣りバカ日誌19』(2008:朝原雄三)

 『釣りバカ日誌19』(2008:朝原雄三)をユナイテッド・シネマ豊洲シアター11にて見る。1000円均一。パンフレット700円。
 三國連太郎が会長になって2作目かな。そのせいか、今回はあまり活躍しない。仕事の話もなく、もっぱら若手社員たちが中心。特に営業三課の面々が、こんなにもセリフがある作品は初めて。他の課の女子社員として、ふせえりを登場させたのは大成功。ぜひともレギュラーにしてほしい。
 そして、ラストでは驚くべき人の登場!である。披露宴の祝辞を述べる総務部長がなんと佐藤浩市西田敏行の前説で冴えない中年男を想像していた我々観客は見事にだまされてしまった。しかも祝辞の内容が、西田敏行がしゃべろうとしていた胃カメラのお話。大いに受けまくり、披露宴会場は爆笑の渦。宣伝チラシ等にも名前を伏せておいての使い方、憎い演出である。
 話はそこで終わらない。現在の社長(鶴田忍)に不満を持っている三國連太郎、役員会で却下された本間部長(佐藤浩市)の報告書を読んで、我が意を得たりとばかりに、部長と会う段取りをする。
 これは、次期社長は佐藤浩市で決定だ!