『櫻の園』(2008:中原俊)をユナイテッド・シネマ豊洲シアター6にて見る。1300円(前売り券)。
女の子たちがまるではずんでない。どんよりと沈みきっている。
その最たるものの代表がヒロイン・福田沙紀である。ヴァイオリンに挫折した(そもそも熱中したようにもみえない)代わりに、どうして「櫻の園」なんだろうか?その心理状態がよく解らないし、情熱もかんじられない。
中原俊ともあろう人がどうしちゃったんだろうか。自分の作品を再映画化するには、それなりの勝算があって引き受けただろうに、、、。
唯一のみどころは、みんなが舞台衣装を身に着けた当日、寺島咲の変身ぶりである。口髭をつけた男装ではあるが、一瞬誰かわからなかった。のっぺりした顔立ちだから、よけい化粧映えするんだろう。