ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

横浜市『夢は夜ひらく』

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『夢は夜ひらく』(日活1967:野口晴康)を見る。「歌謡曲♪黄金時代1960's」の5本目。
 全編、横浜を舞台にした作品。
 ヒロイン・園まりが勤めるところは、神奈川県立図書館。外観と内部にてロケ。
 横浜グランドホテルの入り口やら外観、遠景も登場。園まりがそこのナイトクラブで歌う設定。
 市電もまだ走っていれば、横浜港はもちろん登場。木場のような貯木場の風景も。
 極めつけは、夜のドリームランドを借り切ってのシーン。高橋英樹と園まりのデートにドリームランドの夜間照明が映えて、ムーディーな雰囲気を醸し出す。
 神戸という言葉は出てきても東京という単語も出ず、最初から最後まで横浜の地を離れない作品も珍しい。