ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『世界のどこにでもある、場所』(2011:大森一樹)


 
 『世界のどこにでもある、場所』(2011:大森一樹)をシネマート新宿スクリーン2にて見る。1000円(火曜日)、パンフレット700円。
 群像劇というよりも、23人も登場する見事な群衆劇である。それぞれのキャラクターがきっちりと描き分けられ、なおかつ見せ場もたっぷり。実に映画らしい映画である。さすが、大森一樹である。
 精神科クリニックのデイケアを休園日の遊園地&動物園で行うという発想が面白い。精神を病んでいる人々ではあるが、医師と患者の区別がつかなくなったりする。それぞれの病んでいる悩みが、現代日本の縮図でもあり、決して他人事とは思えない恐さも含んでいる。それらを映画的エンタテインメントとして見せてくれた大森一樹監督に乾杯!
 ゲスト出演の佐原健二水野久美の健在ぶりも、東宝ファンにとってはうれしい限りである。
 
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