ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『スノーフレーク』(2011:谷口正晃)




 『スノーフレーク』(2011:谷口正晃)をシネマート新宿スクリーン1にて見る。『乱反射』との連続上映2本立て。前売り券1300円(を300円割引)、パンフレット600円、ポスター500円。
 真乃(桐谷美玲)は函館に住む短大2年生。彼女には忘れられない幼なじみ・遠藤速人がいる。彼は小学校5年の時、一家心中の自動車事故で海に沈んでしまい行方不明。でも、東京に就職が決まり、卒業間近の今、もう忘れなければ、、、。そんな思いの彼女の前に、大人に成長した速人らしい人物が現れる、というミステリー仕立て。
 ハンサムボーイ・青山ハルの登場やら、ちょっと三枚目的なもう一人の幼なじみ・白石隼也やら、知的障害者に扮した石丸幹二やら、谷口正晃のデビュー作『時をかける少女』(2010)を思い起こさせる展開。
 桐谷美玲は幼なじみ・速人への一途な思い、青山ハルへの距離感、白石隼也への思い、などを等身大の短大生として繊細に演じてよかった。
 それに対しての男優たちがイマイチ。青山ハルは顔のハンサムぶりだけが印象に残り、真乃への思いが変質者的なものになってしまったのは残念(『君に届け』の野球部員はよかったのに)。白石隼也は二枚目半を目指さずに、完全に三枚目として彼女をサポートする役回りに徹すれば、作品がもっとおもしろくなったのに、、、。
 
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