ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『豚と金魚』(東宝1962:川崎徹広)

 『豚と金魚』(東宝1962:川崎徹広)をラピュタ阿佐ヶ谷にて見る。「現代文学栄華館 -昭和の流行作家たち」特集の1本。東宝ファン、若林映子ファンとしては、見逃せない1本。年末に行くことが出来ず、年が明けて、最終3日に駆けつける。この作品がシネ始めとなった。
 梅崎春生の原作ではあるが、脚本・松木ひろしの明朗ホームドラマの世界でもある。なにしろ、ヒロイン・若林映子のハツラツとして、健康的なお色気が全開である。あんなにも胸元をあけた洋服の彼女を見たのは、初めてである。おまけに、自転車に乗った彼女のスカートが風にまくれるサービスまで。
 共演の藤木孝は、お世辞にもうまいとは言えないが、歌の魅力で充分にカバーしている。やがて演技派になる彼の発達途上を検証するのも、一興かな。
 若い二人をサポートするのが、上原謙沢村貞子飯田蝶子草笛光子、などの面々。演出がもう少し、メリハリをつけていれば、もっとおもしろくなったのに。
 
下記をクリックしてください。「ぴくちゃあ通信」のランキングが表示されます。
[https://movie.blogmura.com/movie_japanese/ にほんブログ村 映画ブログ 日本映画(邦画)]
[https://movie.blogmura.com/movie_director/ にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優]