ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011:成島出)


 

 

 
 『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011:成島出)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン9にて見る。1000円(会員金曜割引)、パンフレット700円。
 サブタイトルが「太平洋戦争70年目の真実」。しかし、本編のタイトルには出てこない。『釣りバカ日誌』シリーズと同じで、営業サイドが勝手に付け足したと思われる。
 この「70年目の真実」をまともに受け止めてしまうと、「何が真実なんだよ?」と、突っ込みをいれたくなるほど、目新しいものは何もない。今まで、ウンザリするほど、描かれて来たことをなぞったに過ぎない。それも、玉木宏が書いた新聞記事をベースにして、戦争突入まで解説してくれる。丁寧ではあるが、長ったらしい。2時間30もかけては、焦点がぼけてしまう。人間・山本五十六を描くのであれば、もっと要領よく短くしなければいけない。
 良かったのは、阿部寛以外、みんな坊主頭になったこと。海軍では長髪の将校もいた、などと屁理屈をつけて、長髪のまま戦争映画に出演する俳優がいる。この作品に限っては、そんなことはなかったので、評価しよう。
 ともあれ、三船敏郎の『山本五十六』(東宝1968:丸山誠治)が、いかに優れていたかの再確認のためのみに終わってしまった。残念!
 
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