ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『共喰い』(2013:青山真治)


 

 

 
 『共喰い』(2013:青山真治)をヒューマントラストシネマ有楽町シアター2にて見る。1000円、パンフレット700円。
 予想通りおもしろくない。何を描きたかったのだろう。憎悪する父親の性癖を受け継いでいることに対しての苛立ちだろうか。
 脚本の荒井晴彦はロマンポルノをやりたかったらしい。でも、ポルノが不得意な青山真治にそれを求めても無理である。だいたい、「やりたい、やりたい」と言っている割りには、少年の行動も表情も非常に淡白である。もっと、悶々とした態度が出てこなければ。
 それと、セックスの時に暴力をふるうことにより、この上もない快楽を得るという父親・光石研。それにしては、そのシーンで、仰角で撮った光石研のアップは、醜く歪んで苦痛以外の何物でもなかった。
 荒井晴彦、前作『戦争と一人の女』(2013:井上淳一)といい、今作といい、組んだ相手が悪かった。

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