ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『バツイチは恋のはじまり』(2012-2014:パスカル・ショメイユ)






 『バツイチは恋のはじまり』(2012-2014:パスカル・ショメイユ)をヒューマントラストシネマ有楽町スクリーン1で見る。1000円。
 これは拾い物。フランスらしいエスプリが効いていて、大いに笑ってほろりとさせられる楽しいラブコメ
 コリンヌ(アリス・ポル)が主催する家族のクリスマスディナーパーティー。そこに招かれた友人・ヴァレリー(ロール・カラミー)は離婚されたばかりで、泣きながらグチることグチること。それに茶々を入れる母・ソランジュ(ベルナデット・ル・サシェ)、父・エドモン(エチエンヌ・シコ)、夫・パトリック(ジョナタン・コエン)、幼い娘・ルイーズ(マロン・レヴァナ)。
 コリンヌはヴァレリーを慰めるために、「最初の結婚は失敗するけど、二度目の結婚で幸せになる」という自分の家に伝わるジンクスを語りだす。私も母親も再婚で幸せをつかんだ。そして姉も、、、、。
 と、ここから本題のスタート。イザベル(ダイアン・クルーガー)とピエール(ロベール・プラニョル)は同棲10年の理想のカップル。結婚を決めたのはいいが、悩みは家に伝わる呪いのジンクス「最初の結婚は必ず失敗する」。そこで思いついたのがバツイチになること。離婚をするための結婚相手を探す旅に出る。そこで出会ったのがお調子者のジャン=イヴ(ダニー・ブーン)。
 デンマークからケニアへと追いかけて、みごと結婚に成功し、フランスに帰国して「ハイ、サヨナラ」と別れたはずが、、、。二転三転するお話が大いに笑えて、最後はラブコメの王道。さらに、みんな幸せになる予感の終り方もナイス!
 こんな楽しい作品も関東では3館だけしか上映されず、パンフレットも作られず。これから地方でも順次公開されるが、見るチャンスがあればぜひ見ていただきたい作品です。