ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『ボーダーライン』(2016:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)









 『ボーダーライン』(2016:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン8にて見る。1000円。
 目黒シネマでのトークショー竹中直人が誉めていたので、たまには外国映画を見てみようかなと。
 冒頭の人質奪還作戦は固唾をのむ緊迫感で、グイグイと引き込まれる。これは凄いと喜んでいたら、、、。緊迫感は長く続かず、、、。
 麻薬王の摘発が、大して妨害もなく、あれよあれよと言う間にたどりついてしまう。途中カットバックされるメキシコ州警察官の家族描写、意味ありげに出てくる。絶対にコイツがボスかと思ったら、、。
 妻と子どもを殺された元検事の復讐劇だったという真相がわかって、どんな復讐をするかと思いきや、、。ラスト、「地獄の苦しみを与えてやる」と凄んで、食事しているところで、家族を殺し、続いてすぐさま麻薬王を一発で仕留めてしまう。これじゃ地獄の苦しみを味わう暇もなく、あの世に逝ってしまうじゃないか。銃での復讐劇はあっけなくつまらん。片手、片足づつ切り刻み、のた打ち回らせてこそ、復讐の醍醐味があろうというもの。
 時代劇の仇討やら、任侠映画の「死んで貰います」というカタルシスが一番いいな、と再認識してしまった、ということでは、見てよかったかな。
 でも、みささんにはお薦めしません。
4月12日鑑賞。
      キャスト
エミリー・ブラント        ケイト・メイサー(FBI女性捜査官)
ベニチオ・デル・トロ       アレハンドロ(謎のコロンビア人)
ジョシュ・ブローリン       マット・グレイヴァー(リーダーの特別捜査官)
ヴィクター・ガーバー       デイヴ・ジェニングス(FBIの上司)
ジョン・バーンサル        テッド(汚職警官)
ダニエル・カルーヤ        レジー・ウェイン(ケイトの相棒)
ジェフリー・ドノヴァン      スティーヴ・フォーシング(運転手)
ラオール・トゥルヒージョ
フリオ・セサール・セディージョ  ファウスト・アラルコン(マニュエルを支配する麻薬王)
マキシミリアーノ・ヘルナンデス  シルヴィオ(ディアスの手先となったメキシコ州警察官)
ケヴィン・ウィギンズ
エドガー・アレオラ        ギレルモ(マニュエルの弟)
ベルナルド・サラシーノ      マニュエル・ディアス
                 (麻薬組織“ソノラ・カルテル”の最高幹部)
ハンク・ロジャーソン
ディラン・ケニン

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