『万引き家族』(2018:是枝裕和)をユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン1にて見る。1000円。
さすが、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞しただけのことがある作品。前回出品した『海街diary』(2015)のエンタテイメントでは賞を取れないと実感すると、ドキュメンタリーに原点回帰しての、見事最高賞獲得。とりあえずは「おめでとう」の言葉。
ただ、21年前にパルムドール賞を獲得した『うなぎ』(1997:今村昌平)の時も思ったが、なんでこれが受賞?、という危惧を抱きつつ鑑賞。
やはり、危惧は的中。是枝裕和監督の最高傑作?、とはいかず、感動作でもなく、肩すかし状態だった。でも、ほろりと涙するシーンも前半には用意されているし、さらに、縁側もどきから、家族全員が夜空を見上げて見えない隅田川の花火大会の音だけ楽しむところは名シーンだった。
万引き家族、というタイトルがひとり歩きしているが、誤解のないようにひと言、付け加えておくと、この家族は万引きで生計を立てているわけではなく、収入は少ないが、リリー・フランキーも安藤サクラもしっかりと日々働いている。その少ない収入を補うのが万引き、という感じ。とは言っても、犯罪は犯罪であるが、、、。
ともあれ、日本映画界を盛り上げる意味でも、ご覧あれ!!!!
さすが、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞しただけのことがある作品。前回出品した『海街diary』(2015)のエンタテイメントでは賞を取れないと実感すると、ドキュメンタリーに原点回帰しての、見事最高賞獲得。とりあえずは「おめでとう」の言葉。
ただ、21年前にパルムドール賞を獲得した『うなぎ』(1997:今村昌平)の時も思ったが、なんでこれが受賞?、という危惧を抱きつつ鑑賞。
やはり、危惧は的中。是枝裕和監督の最高傑作?、とはいかず、感動作でもなく、肩すかし状態だった。でも、ほろりと涙するシーンも前半には用意されているし、さらに、縁側もどきから、家族全員が夜空を見上げて見えない隅田川の花火大会の音だけ楽しむところは名シーンだった。
万引き家族、というタイトルがひとり歩きしているが、誤解のないようにひと言、付け加えておくと、この家族は万引きで生計を立てているわけではなく、収入は少ないが、リリー・フランキーも安藤サクラもしっかりと日々働いている。その少ない収入を補うのが万引き、という感じ。とは言っても、犯罪は犯罪であるが、、、。
ともあれ、日本映画界を盛り上げる意味でも、ご覧あれ!!!!
2018年6月3日(日)鑑賞。
キャスト
リリー・フランキー 柴田治
安藤サクラ 柴田信代
松岡 茉優 柴田亜紀
城 桧吏 柴田祥太
佐々木みゆ ゆり=じゅり
樹木 希林 柴田初枝
池松 壮亮 4番さん(亜紀の客)
緒形 直人 柴田譲(亜紀の父親)
森口 瑤子 柴田葉子(亜紀の母親)
山田 裕貴 北条保(じゅりの父親)
片山 萌美 北条希(じゅりの母親)
柄本 明 川戸頼次(駄菓子屋「やまとや」の主人)
高良 健吾 前園巧(刑事)
池脇 千鶴 宮部希衣(刑事)
井上 肇 不動産屋
? 柴田譲・葉子夫妻の次女
? 信代が働くクリーニング工場の同僚
毎熊 克哉 治が働く建設現場の日雇い責任者