ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『きらきら眼鏡』(2018:犬童一利)










 『きらきら眼鏡』(2018:犬童一利)を、有楽町スバル座にて見る。1100円。

 恋人の死を乗り越えられずにいた明海は、一冊の古本がきっかけであかねと出会う。いつも前向きで笑顔のあかねは、見たものぜんぶを輝かせる“きらきら眼鏡”をかけているという。しかし、彼女もまた余命宣告された恋人の裕二と向き合うつらい現実を抱えていた、、、。

 過去を引きづっている明海が、つらい現実を抱えるあかねにしだいに心惹かれていく過程が丁寧に描かれている。その様を見ているこちら側も心地良い。
 金井浩人の飾らない自然な演技がいい。池脇千鶴の演技がうまいのは言うまでもない。
 原作・森沢明夫の映画化である。『津軽百年食堂』(2011:大森一樹)、『ふしぎな岬の物語』(2014:成島出)、『夏美のホタル』(2016:廣木隆一)、と3本見ている。そこそこのいい作品なのだが、もうひとつ突き抜けるものがない。今回もイマイチであった。

2018年9月15日(土)鑑賞


        キャスト
金井 浩人      立花明海
池脇 千鶴      大滝あかね
古畑 星夏      松原弥生(駅の同僚)
杉野 遥亮      小山田孝之(明海の同級生)
片山 萌美      秋野正枝(あかねの同僚)
志田 彩良      未希(明海の亡くなった恋人)
安藤 政信      木場裕二(あかねの恋人)
鈴木 卓爾      駅の先輩同僚
大津 尋葵      駅の先輩同僚
成嶋 瞳子      駅の先輩同僚
菅野 莉央      明海の同級生
大西 礼芳      明海の同級生
長内映里香      裕二の担当看護師
山本 浩司      駅に新聞の落とし物がないか毎日聞きに来る
モロ 師岡      駅の同僚先輩