ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『愛しのアイリーン』(2018:吉田恵輔)









 『愛しのアイリーン』(2018:吉田恵輔)を、TOHOシネマズシャンテスクリーン1にて見る。1100円。
 
 42歳になる農家の息子・宍戸岩男。いまだ独身の彼は、年老いた母と認知症の父と暮らしながら、パチンコ店で働いていた。女性とまるで縁のなかった岩男は、同僚のシングルマザーを相手に手痛い大失恋を味う。コツコツ貯めた300万円をはたいてフィリピンでの嫁探しツアーに参加、、、。

 朝日新聞9月7日(金)夕刊では4ページ全面、9月13日(木)では朝刊1ページ全面の広告、日本映画でこんな宣伝広告は今まで見たことがなかった。やけに気合が入っているな、と半信半疑で見たが、、、。
 『ヒメアノ~ル』(2016)でブラックユーモアとバイオレンスを描いた吉田恵輔監督。今回はそれ以上の徹底ぶりで、ユーモアが吹っ飛んで、グロテスクの連続でしかない。
 農家の嫁不足というテーマがあるかに見えて、岩男が畑仕事をやっているわけではなく、単純に〇〇〇〇をやりたいだけ。仕事から帰って自室でオナニーに耽る岩男を覗き見る母親の異常さ。
 半分笑いながらも見ていたが、その狂気じみた行動がエスカレートするにしたがって、どんよりとした空気に包まれてしまい、後味の悪さだけが残ってしまった。
 印象に残ったのは河井青葉のヤリ〇〇ぶりぐらいかな、、、。


2018年9月16日(日)鑑賞


        キャスト
安田  顕        宍戸岩男
ナッツ・シトイ      アイリーン・ゴンザレス
河井 青葉        吉岡愛子(子持ちのパチンコ店員)
ディオンヌ・モンサント  マリーン(フィリピンパブホステス)
福士 誠治        正宗(お寺の後継ぎ)
品川  徹        宍戸源造(岩男の父親)
田中 要次        竜野(花嫁斡旋業者)
伊勢谷友介        塩崎裕次郎(ヤクザ)
木野  花        宍戸ツル(岩男の母親)
左  時枝        岩男にお見合い話を持ってくるおばあさん
  ?          27歳のお見合い相手
加藤  満        駐在警察官
  ?          塩崎を探している大柄なヤクザ
  ?          塩崎を探しているやや小柄なヤクザ
  ?          フィリピンパブの経営者
古賀シュウ        斎藤(パチンコ店員)
  ?          ツルにケガさせられる若いパチンコ店員
富山えり子        パチンコ店員
  ?          愛子の後釜のパチンコ店員
  ?          岩男に誕生日プレゼントする中年のパチンコ店員
  ?          パチンコ店長
  ?          愛子の兄