ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

木内みどりさん、死す

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 木内みどり(きうち みどり)さんが11月18日、急性心臓死で亡くなりました。69歳。
木内さんは17日に、仕事先の広島市で朗読の収録終了後、懇親会で飲んだ後、散歩をしながらホテルに戻った数時間後の18日未明に亡くなったそうです。
 白洲次郎の遺言「葬式無用、戒名不要」を理想としていた本人の希望どおり、お別れはすでに家族のみで済ませ、葬儀や告別式は行わないとのこと。

 木内みどりさんは1950年9月25日、名古屋市生まれ。中学1年で東京に移り住む。1967年4月に高校中退して劇団四季に入団。
 1969年にTBS・ポーラテレビ小説「安ベエの海」(1969.09.29~1970.03.28)の主役デビュー。
1971.07.03『「されどわれらが日々」より 別れの詩』(1971:森谷司郎)ではエリート官僚の山口伸夫(山口崇)が学生時代の恋人だったが心を開かない山口に絶望して自殺した葉子に扮し、
1971.09.24『潮騒』(1971:森谷司郎)では久保新治(朝比奈逸人)に片思いをする灯台長(桑山正一)の娘・千代子に扮して、
この二作品で私にとっては忘れられない女優さんになりました。

 木内みどりさんのご冥福をお祈りします。