ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

キネ旬表彰式その3

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 日本映画作品賞に輝いた『火口のふたり』の監督・荒井晴彦さんのコメントが良かった。

 神代辰巳監督と組んだ『赫い髪の女』(1979)がベストテン4位、
前田陽一監督と組んだ『神様のくれた赤ん坊』(1980)も4位、
根岸吉太郎と組んだ『遠雷』(1981)では今度こそは高齢の評論家にも気に入られて1位かと思ったら、
子どもが主役の映画に持っていかれて2位。
澤井信一郎と組んだ『Wの悲劇』(1984)も2位、
阪本順治と組んだ『KT』(2002)が3位、
廣木隆一と組んだ『ヴァイブレータ』(2003)も3位、
阪本順治と組んだ『大鹿村騒動記』(2011)が2位、
青山真治と組んだ『共喰い』(2013)が5位、
もうベストワンには縁がないと思っていた。
それが、監督3作目がベストワンとなり、うれしい。

なお、
監督1作目『身も心も』(1997)はベストテン7位、
監督2作目『この国の空』(2015)も7位、
です。
1970年代から1980年代にかけては、まだ荒井晴彦より年上の評論家が健在だったが、
2019年度のキネ旬選考委員の中で荒井晴彦より年上の選者は、山根貞男渡辺武信渡辺祥子川本三郎、ぐらいしかいないので、荒井晴彦が評価されたのも当然のことかな。


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