『ぜんぶ、ボクのせい』(2022:松本優作)を、新宿武蔵野館シアター3にて見る。1200円。
児童養護施設で暮らす13歳の中学生・優太は、施設でも学校でも一人ぼっち。母親会いたさに施設を抜け出し、母親のもとへ。数年ぶりの再会に母親は喜んでくれたものの、ヒモのような男と自堕落な生活。母親が連絡して施設から迎えの職員。「連れて行かせないで、お母さんと一緒に暮らしたい」と泣き叫ぶ優太。
13歳にしては随分と母親べったりだなとは思ったが、普段離れている分、余計に母恋しかったのだろう。
職員の手を振りほどき、逃げ出す。浜の漁師小屋で一夜過ごした翌朝、廃車同様の軽トラで暮らす男と出会う。ここでやっとオダギリジョーの登場である。
男との同居暮らし、そして援助交際をしている女子高校生との交流。優太は俄然、たくましく積極的に進み始める。そんな矢先、、、。
ホームレス同様の男は、その生き方はいいかげんでだらしない。決して手本になるわけではないのに、オダギリジョーが演じると存在感たっぷり。彼の影響で、優太は精悍な男に変身。
その優太を演じた白鳥晴都も実にいい。放火を疑われて刑事に「やりました。ぜんぶ、ボクのせい」と語る、挑戦的なまなざし。それは、決して後戻りする言動ではなく、これから前向きに生きていく、という決意表明と、受け取った!
2022年9月10日(土)鑑賞
スタッフ
監督・脚本 松本 優作
製 作 甲斐 真樹
〃 藤本 款
〃 定井 勇二
〃 前 信介
〃 鈴木 仁
〃 水戸部 晃
プロデューサー 甲斐 真樹
撮 影 今井 孝博
美 術 仲前 智治
音楽プロデューサー
田井モトヨシ
エンディング・テーマ
大滝 詠一
「夢で逢えたら」(NIAGARA RECORDS)
録 音 高田 伸也
照 明 金子 康博
編 集 田巻 源太
衣 裳 篠塚 奈美
〃 馬場 恭子
ヘアメイク 山井 優
アソシエイトプロデューサー
永井 拓郎
ラインプロデューサー
中島 裕作
制作担当 中村 哲也
助監督 野本 史生
スチール 久保田 智
宣伝:ミラクルヴォイス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
公開年月日:2022.08.11
上映時間:121分
製作会社:スタイルジャム=クロックワークス
=ビターズ・エンド=グラスゴー15
=ミッドシップ=コンテンツ・ポテンシャル
制作プロダクション:スタイルジャム
配給:ビターズ・エンド
キャスト
白鳥 晴都 松下優太
川島 鈴遥 杉村詩織(女子高校生)
松本まりか 松下梨花(優太の母親)
若葉 竜也 山崎重之(梨花の同棲相手)
仲野 太賀 片岡(リサイクルセンター)
片岡 礼子 中川千里(児童養護施設の職員)
木竜 麻生 宮本由美香(児童養護施設の職員)
? 詩織の姉
? 詩織の父親
駿河 太郎 白石凌(取り調べの刑事)
オダギリジョー 坂本健二(軽トラのホームレス)
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