ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『シチリアーノ 裏切りの美学』(2019-2020:マルコ・ベロッキオ)









以上、『シチリアーノ 裏切りの美学』(2019-2020:マルコ・ベロッキオ)より


 『シチリアーノ 裏切りの美学』(2019-2020:マルコ・ベロッキオ)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。6月2日(金)から始まった「EUフィルムデーズ2023」の1本。310円。

シチリアーノ 裏切りの美学(152分・DCP) イタリア Italy
Il traditore / The Traitor
【言語 Language】イタリア語 Italian・シチリア語 Sicilian・ポルトガル語 Portuguese・英語 English
【字幕 Subtitles】日本語 Japanese
 1980年代初頭、マフィア間の抗争が激化するシチリアパレルモ派の大物トンマーゾ・ブシェッタは抗争の仲裁に失敗し国外に逃れるが、残された家族や仲間がコルレオーネ派の報復により次々と殺害されていく。その後、逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは失望し、ついにマフィア撲滅に執念を燃やす判事に協力することを決断する。
以上、国立映画アーカイブの解説より

 初見。
 出だしが次から次へと人が殺されて、凄惨極まりない。このようなテイストかと思いきや、主人公が司法に協力して、マフィアの敵方を告発する。
 後半は裁判シーン。その裁判が異様である。個別の裁判ではなく、被告たち数十人まとめての集団裁判。壇上には裁判長と判事たち。それに正対して、日本警察の捜査会議のようにズラリと並んで弁護士たち一同。そのはるか後方に檻のような個室ブースに入れられた被告たち。その被告たちはヤジは飛ばすは、タバコは吸う、物は食べる、やりたい放題。主人公は、裏切り者と罵声を浴びせられ、命の危険と常に対峙する。イタリアには定住できずに、アメリカでも転々として暮らしていかざる得ない。事実、マフィア撲滅の功労者であるファルコーネ判事は、車ごと爆破・殺害されてしまう。
 登場人物が多くて、理解が追いついていかない。せめて家族だけでも、しっかりと分かるように描写してほしかった。
2023年6月6日(火)鑑賞

       キャスト
監 督        マルコ・ベロッキオ
脚 本        マルコ・ベロッキオ
 〃         ヴァリア・サンテーラ
 〃         ルドヴィカ・ランポルディ
 〃         フランチェスコ・ピッコロ
脚本協力       フランチェスコ・ラ・リカタ
原 案        マルコ・ベロッキオ
製作総指揮      シモーネ・ガットーニ
製 作        ベッペ・カスケット
撮 影        ヴラダン・ラドヴィッチ
美 術        アンドレア・カストリーナ
音 楽        ニコラ・ピオヴァーニ
整 音        ガエターノ・カリート
 〃         アドリアーノ・ディ・ロレンゾ
編 集        フランチェスカ・カルヴェッリ
衣裳デザイン     ダリア・カルヴェッリ
キャスティング    フランチェスカ・ボロメオ
 〃         マンガーノ・マウリリオ
日本語字幕      岡本太郎
公開年月日:2020.08.28
上映時間:152分
カラー/ビスタ/デジタル
製作会社:IBC Movie=Kavac Film
配給:アルバトロス・フィルム=クロックワークス
R-15指定

       キャスト
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ    トンマーゾ・ブシェッタ
ルイジ・ロ・カーショ           サルヴァトーレ・コントルノ
マリア・フェルナンダ・カンディド     クリスティーナ・ブシェッタ
ファブリツィオ・フェラカーネ       ジュゼッペ・“ピッポ”・カロ
ファウスト・ルッソ・アレジ        ジョヴァンニ・ファルコーネ(判事)
ジョヴァンニ・カルカーニョ        ガエターノ・バダラメンティ
ニコラ・カリ               サルヴァトーレ・“トト”・リイナ(最高のボス)
ブルーノ・カリエッロ           アルフォンソ・ジョルダーノ
アルベルト・ストルティ          フランコ・コッピ(政治家アンドレオッティの弁護士)
ビンチェンツォ・ピロッタ         ルチアーノ・レッジョ
ゴフリード・ブルーノ           ステファノ・ボンターデ
ガブリエーレ・チッチレッロ        ベネデット(ブシェッタの息子・兄)
パリデ・チッチレッロ           アントニオ(ブシェッタの息子・弟)
エリア・シルトン             テレビジャーナリスト
アレッシオ・プラティコ          ジュゼッペ・“ピーノ”・グレコ
ピエール・ジョルジョ・ベロッキオ     チェーザレ(主任護衛)

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