ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『ロマンス』(1996:長崎俊一)



以上、『ロマンス』(オフィス・シロウズ1996:長崎俊一)より


 『ロマンス』(オフィス・シロウズ1996:長崎俊一)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

ロマンス(95分・35mm・カラー)
追悼:(製作)佐々木史朗
 大学時代の同級生である柴田(玉置)と安西(石井)は、霧子(水島)という女性と出会うことで十代の頃のようなきらめきを取り戻していく。長崎俊一が、『九月の冗談クラブバンド』(1982)でタッグを組んだ元ATG社長・佐々木史朗のプロデュースのもと、即興的手法で撮り上げた意欲作。長崎と佐々木の個人的な思い入れがあふれている。
8月10日(木) 3:00 PMの回の上映前に長崎俊一監督の挨拶(約5分)があります。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
 玉置浩二がこんなに上手いとは思わなかった。ラサール石井のほうが素人に見えてしまった。水島かおりはこの頃が魅力全開。昨年見た『いつか、いつも……いつまでも。』(2022:長崎俊一)と比べると、別人28号である。
 監督は自主映画のような感じで作ったと言っていたが、そこはプロの仕事、きっちりとした演出である。その過程はシーンごとに即興的に演技構成を考えて、練り上げていったようである。
 霧子のキャラクターは、水島かおり本人の願望主張が色濃く反映しているようで、霧子を見ながら水島かおりの内面を見ているようだった。
 なお、8月10日の上映では長崎俊一監督以下スタッフたちと一緒に水島かおりさんも見に来ていて、『いつか、いつも……いつまでも。』を見ていなかったら、まるっきりわからないくらいの存在だった。さらに、あんなに太ってはおらず、普通の年相応の体型だった。
2023年8月10日(木)鑑賞

       スタッフ
監督・脚本      長崎 俊一
製 作        佐々木史朗
プロデューサー    上原 英和
撮 影        本田  茂
美 術        種田 陽平
音 楽        玉置 浩二
録 音        山田  均
照 明        高坂 俊秀
編 集        宮島 竜治
助監督        塩見なぎさ
劇中使用小説     保坂 和志
製作担当       梶川 信幸
製作主任       益岡 正志
製作補        佐藤美由紀
装 飾        大光寺 康
レコーディスト    中野  明
衣裳デザイン     小川久美子
ヘア・メイク     佐藤 光栄
効 果        帆苅 幸雄
公開年月日:1996.05.25
上映時間:94分
カラー/ビスタ/35mm
製作会社:オフィス・シロウズ作品
配給:シネカノンアルゴ・ピクチャーズ=オフィス・シロウズ

       キャスト
ラサール石井     安西勇太(市役所開発課)
玉置 浩二      柴田孝則(不動産会社経営)
水島かおり      村上霧子
内藤 剛志      村上(歯科医院院長、霧子の夫)
青山知可子      柴田ひとみ(柴田孝則の妻→離婚)
塚本 晋也      神崎(安西の職場後輩)
山本  廉      岡本(農家の地主)
諏訪 太朗      スナックの酔っ払い客
千野 沢子
星野 美樹
酒井健太郎
植松 里香
中山由香里
吉永 真弓
大内美和子
松本 礼美
吉田かおる
山田 杏美
志賀  玄

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