以上、『私たちの声』(2023:呉美保、他)より
『私たちの声』(2023:呉美保、他)を、YEBISU GARDEN CINEMA・スクリーン2にて見る。6ポイントで無料。
“映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける”をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社<We Do It Together>が企画し、各国を代表する女優と女性監督が参加して製作されたオムニバス作品。
『ペプシとキム』は、薬物中毒を克服するために刑務所内のリハビリを受け、見事に克服し、多重人格からも解放されるお話。
『無限の思いやり』は、コロナ禍で路上生活者たちの往診をする医師のお話。
『帰郷』は、建築家として活躍するアナが、自殺した妹の葬儀に参列するために、棄てた故郷に帰るお話。
『私の一週間』は、シングルマザーとして、娘と息子を育てている多忙な一週間を描いたもの。
『声なきサイン』は、24時間体制の動物病院で働く獣医が、夫婦が連れてきた犬を診たことから、DV被害のサインに気づくお話。
『シェアライド』は、トランスジェンダーに嫌悪感を抱いていた美容外科医が、しだいに歩み寄るお話。
『アリア』は、アニメーションで抽象的過ぎて、まるっきりわからず。
と、まあ、7作品のうち、6作が暗く、どんよりと落ち込んでしまう。その中では『声なきサイン』が、ひとりの女性を救ったことで良かったかな。
そして、『私の一週間』が圧倒的におもしろい。月曜の起床に始まり、朝食の準備、子どもたちを起こす。娘の送り出し、息子を自転車に乗せて保育園へ。そして職場での仕事。テキパキとひとつひとつをこなしていく手際の良さ。編集の巧みさもあいまって、スピーディーなアクション映画を見ているような心地よさであった。素晴らしい!
呉美保監督に拍手、拍手。『私の一週間』のみ、お薦めです。
2023年10月4日(水)鑑賞
スタッフ
監 督 タラジ・P・ヘンソン「ペプシとキム」
〃 キャサリン・ハードウィック「無限の思いやり」
〃 ルシア・プエンソ「帰郷」
〃 呉美保「私の一週間」
〃 マリア・ソーレ・トニャッツィ「声なきサイン」
〃 リーナ・ヤーダヴ「シェアライド」
〃 ルチア・ブルゲローニ「アリア」
〃 シルヴィア・カロッビオ「アリア」
脚 本 キャサリン・ハードウィック
〃 ルチア・ブルゲローニ
〃 タチアナ・メレニュク
〃 呉美保
〃 ジュリア・ルイーズ・スタイガーヴァルト
〃 リーナ・ヤーダヴ
〃 シャンタヌ・サガラ
〃 クルパ・ゲー
〃 キアラ・ティレシ
〃 ルチア・ブルゲローニ
〃 シルヴィア・カロッビオ
製 作 ルーカス・アコスキン
〃 モニカ・バカルディ
〃 アンドレア・レルヴォリーノ
〃 キアラ・ティレシ
主題歌 ソフィア・カーソン「Applause」
製作国:イタリア=インド=アメリカ=日本
製作年:2022
公開年月日:2023.09.01
上映時間:112分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:Iervolino & Lady Bacardi Entertainment=We Do It Together=WOWOW
企画・プロデュース:WOWOW
配給:ショウゲート
キャスト
「ペプシとキム」(監督:タラジ・P・ヘンソン)
ジェニファー・ハドソン キム/ペプシ
? リハビリ医師
? 刑務所の同室の囚人
? 施設への移動運転手(女性)
? 同行の男性
? ひと足先に施設に移動した女性
「無限の思いやり」(監督:キャサリン・ハードウィック)
マーシャ・ゲイ・ハーデン スーザン医師
カーラ・デルヴィーニュ ホームレス・ヴァル
? 看護師
「帰郷」(監督:ルシア・プエンソ)
エヴァ・ロンゴリア アナ(建築家)
? アナの妹
? アナの妹の娘
? アナの妹と娘を世話していた家政婦
「私の一週間」(監督・脚本:呉美保)
杏 ユキ
? アヤ(ユキの娘)
? トワ(ユキの息子)
? 弁当屋の同僚
? 弁当屋の同僚
「声なきサイン」(監督:マリア・ソーレ・トニャッツィ)
マルゲリータ・ブイ ダイアナ(獣医)
? 獣医助手
? 警備員
? DV男
? DV被害者
「シェアライド」(監督:リーナ・ヤーダヴ)
ジャクリーン・フェルナンデス ディヴィヤ(美容外科医)
? トランスジェンダーの女性
? タクシー同乗の男性
? 美容外科の受付
? ディヴィヤの家族
? ディヴィヤの家族
「アリア」(監督:ルチア・ブルゲローニ、シルヴィア・カロッビオ)
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