以上、『法廷遊戯』(2023:深川栄洋)より
『法廷遊戯』(2023:深川栄洋)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン11にて見る。1000円。
ロースクール(法科大学院)の学生たちが事件の当事者となって行う模擬裁判“無辜<>むこ>ゲーム”が、小学生のお遊びにしか見えなかった。戸塚純貴は何ゆえにあんなにわめき散らし、怒鳴りまくるんだろうか。そのシーンで興ざめしてしまった。杉咲花の狂気じみた演技も違和感いっぱい。深川栄洋監督の演出とはとても思えない。登場人物たちへのやさしさ、哀しさ、いたわりがまるで感じられない。どうしてしまったんだろう。
本物の裁判シーンでも、大森南朋が挑発的に怒鳴りまくる。それに反応して、裁判員制度の女性が怯え、さらに殺人現場映像を見て、吐しゃしてしまう。この描写に何の意味があるんだろう。そんな過剰な演出のおかげなのか、二転三転する展開も、レールに乗せられた筋書きを追っていくだけで、まるでワクワクドキドキ感がなく、内容に引き込まれない。
過去の回想シーンで、主人公たちの悲惨な状況が小出しに見せてくれるが、それがまるっきり、見る側には突き刺さってこない。ほんとに深川栄洋監督、どうしてしまったんだろう。テレビドラマの妥協する演出に慣れ親しんでしまったのだろうか、、、。
2023年11月27日(月)鑑賞
スタッフ
監 督 深川 栄洋
脚 本 松田 沙也
原 作 五十嵐律人「法廷遊戯」(講談社文庫)
製 作 吉村 文雄
〃 小林 敏之
〃 藤島ジュリーK.
〃 松本 智
〃 東城 祐司
プロデューサー 橋本 恵一
〃 本郷 達也
スーパーバイザー 土屋 勝
撮 影 石井 浩一
美 術 黒瀧きみえ
装 飾 鈴村 高正
音 楽 安川 午朗
音楽プロデューサー 津島 玄一
主題歌 King & Prince「愛し生きること」
録 音 矢野 正人
サウンドデザイン 石坂 紘行
照 明 椎原 教貴
編 集 坂東 直哉
スタイリスト 浜井 貴子
スタイリスト(杉咲花)渡辺 彩乃
ヘアメイク 竹下 フミ
アソシエイトプロデューサー
山本 喜彦
ラインプロデューサー 渡辺 修
制作担当 安波 公平
助監督 菅原 丈雄
記 録 西川三枝子
VFX 堀尾 知徳
宣伝プロデューサー 泉 正人
公開年月日:2023.11.10
上映時間:97分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:「法廷遊戯」製作委員会
製作幹事:東映
制作:MMJ
配給:東映
キャスト
永瀬 廉 久我清義/セイギ(ロースクール→弁護士)
杉咲 花 織本美鈴(ロースクール→弁護士を目指す)
北村 匠海 結城馨(ロースクール→院生として残る)
戸塚 純貴 藤方賢二(ロースクール退学)
黒沢あすか 結城葵(馨の伯母)
倉野 章子 隅田春江(アパートの大家)
やべけんじ サブ検察官
タモト清嵐 検察官
宮澤 美保 裁判長
柄本 明 奈倉哲(法都大学教授)
生瀬 勝久 釘宮昌治(久我清義の弁護士)
筒井 道隆 佐久間悟(結城馨の父親)
潮田 玲子 佐久間悟の妻、結城馨の母親、結城葵の妹
大森 南朋 沼田大悟(ネット経由で依頼を受ける何でも屋)
豊田 裕大 八代公平(ロースクール)
芳村宗治郎 安住尊(ロースクール)
安野 澄 杉本佳奈(ロースクール)
高橋 春織 衛藤麻衣(ロースクール)
重徳 宏 中野竜也(ロースクール)
松田 陸
三浦 俊輔
板倉 佳司
松澤 仁晶
大塚ヒロタ
市原 洋
石川 彰子 裁判員(吐しゃする)
木原 勝利
政 修二郎
横山 将大
田中 麻代 記者
石岡 一輝
戸簾 愛
渡邉 斗翔
前原 実
荒木 誠
五十嵐律人
笠井 美穂 アナウンサー
安部康二郎
平野 絢規
池谷 美音
濱崎 司
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