ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『ストロベリーショートケイクス』(矢崎仁司)

 水曜日、シネアミューズイーストにて『ストロベリーショートケイクス』(アップリンク=キュービカル・エンタテインメント配給2006:矢崎仁)を見る。超満員である。
 4人の女たち(里子、秋代、ちひろ、塔子)の仕事、恋愛、将来への夢などの思いをじっくりと描いた作品。見ている間は、里子・秋代のペアとちひろ・塔子のペアがどこで出会うのか、というパズル的興味しかなく、地方での浜辺にて出会いの瞬間でジ・エンドとなって肩すかしを食ったようだった。
 しかし時間が経ってジワジワと、なかなか捨てがたい作品だなと思うようになった。特に、秋代に扮した中村優子の菊地(安藤政信)への付き合い方がおもしろい。メガネをかけ髪を後ろで結わえた彼女は、デリヘルの顔とは別人のようだった。メガネの中村優子に乾杯!!