『戦国自衛隊1549』(「戦国自衛隊1549」製作委員会2005:手塚昌明)は、予想以上にいい出来です。
元になった『戦国自衛隊』(角川春樹事務所1979:斎藤光正)は公開当時見ていますが、『斜陽のおもかげ』(日活1967)の監督というイメージがついてまわり、アクション映画としてはどうもしっくりきませんでした。
でも、今回の再映画化は成功しています。自衛隊全面協力のアクションも迫力満点ですし、タイムスリップする理屈もはっきり描かれているし、お話の展開も次どうなるんだろうというハラハラドキドキ感いっぱいです。
役得とはいえ、北村一輝が存在感あふれてよかった。さらに、藤介役の中尾明慶がさわやかで希望に満ち溢れていて、たのもしい俳優の誕生にであえたことがこの作品のもうひとつの収穫かもしれません。
2005.06.30(木)