ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

2006-11-03から1日間の記事一覧

『戦国自衛隊1549』(2005:手塚昌明)

『戦国自衛隊1549』(「戦国自衛隊1549」製作委員会2005:手塚昌明)は、予想以上にいい出来です。 元になった『戦国自衛隊』(角川春樹事務所1979:斎藤光正)は公開当時見ていますが、『斜陽のおもかげ』(日活1967)の監督というイメージがついてまわり、アクシ…

『着信アリ2』(2005:塚本連平)

『着信アリ2』(角川映画=日本テレビ放送網=S・D・P=東宝2005:塚本連平)を見ました。 ミムラが顔いっぱいに口を開いて泣き叫ぶ姿は、およそ女優とは思えない。共演の瀬戸朝香と比較すると、その差は一目瞭然。その素人っぽさを期待しての主演抜擢は成功…

『ALWAYS/三丁目の夕日』(2005:山崎貴)

『ALWAYS/三丁目の夕日』(山崎貴)はよかったですね。 古行淳之介少年(須賀健太)が万年筆にあこがれる気持ちは、ボールペンやシャープペンが登場してから産まれた人たちにはわからないかもしれません。 『春の雪』(行定勲)で妻夫木聡がインク瓶にペンを入れて…

『県庁の星』(西谷弘)

『県庁の星』(2006:西谷弘)にもクリスマスの季節が登場します。スーパー満天堂の飾りつけでクリスマスの時期だなとわかります。 その季節に大ヒットさせた“祝い膳”、なぜ売れたのかな? パンフレットを読むとなんとなくわかるけど、映画ではその過程が描き…

『レディ・ジョーカー』(日活2004:平山秀幸)

『レディ・ジョーカー』(日活2004:平山秀幸) 川崎競馬場では「ホワイト・クリスマス賞」が行なわれている。その帰り、街でクリスマスケーキを買い求め、自宅でささやかに祝う物井清三(渡哲也)とレディ(斉藤千晃)。その風景がこの作品のテーマを象徴している…

『交渉人・真下正義』(2005:本広克行)

クリスマスが季節はずれではもうなくなったいい例が『交渉人・真下正義』(ROBOT=スカパー!WT=フジテレビジョン=東宝2005:本広克行)です。 物語は12月24日のクリスマスイブに集約されています。街並みはクリスマス一色、オープニングではテンプテーション…

『東京タワー』(2005:源孝志)

『東京タワー』(日本テレビ、他2005:源孝志)を見ました。 黒木瞳・岡田准一コンビの話はありきたりで特にどうってこともないが、松本潤・寺島しのぶのエピソードはおもしろい。寺島の熱演によるところも大きいが松本潤もなかなかよい。とは言うものの、寺島…

『大停電の夜に』(2005:源孝志)

『大停電の夜に』(2005:源孝志)、すばらしい映画の誕生ですね。『東京タワー』(2005:源孝志)での演出振りに(黒木瞳と岡田准一に対しての寺島しのぶと松本潤の扱い方)感心させられ、これはただものではないぞと思っていたら、2作目でみごと花が咲きました…