ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『大帝の剣』(東映2007:堤幸彦)

 壮大なる伝奇ロマンを予感させる江守徹の軽妙なナレーションで始まり、これはひょっとして、大冒険活劇の傑作誕生か!
 堤幸彦は『明日の記憶』(東映2006)を監督してひと皮むけたかと期待はふくらむばかり。
 出だしのアクション連続技。阿部寛、いいぞ、いいぞ、とニコニコして見ていたら、後半尻すぼみ。
 最大の見せ場である阿部寛竹内力の対決。竹内力は変身させずに、生身で勝負させてほしかったなあ。彼は存在そのものが野獣なんだから。