新しくオープンしたシネカノン有楽町二丁目シネマ2にて『クワイエットルームにようこそ』(2007:松尾スズキ)を観る。水曜日1000円の日。
おもしろい、宮藤官九郎が抜群にいい。助演男優賞をあげてもいいくらい。
久しぶりの内田有紀もヒロインとして存在感を十二分に発揮している。これを機にどんどん映画に出てほしい。
見ている間は声を出して笑っていたが、見終わった後は元気が出る映画でもなければ、明るい未来が待っているわけでもない。やりきれなさだけが残る作品だ。
それにしても出版業界というところは、自分のすべてを犠牲をしてまで働く価値のあるところなんだろうか?『未来予想図』(2007:蝶野博)なんかを見るにつけ、ほんとに疑問に思ってしまう。