ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『山桜』(2008:篠原哲雄)




 テアトル・タイムズスクエアにて『山桜』(2008:篠原哲雄)を見る。1000円(映画の日)。パンフレット600円。
 藤沢周平原作の時代劇ではあるが、篠原哲雄監督『はつ恋』(2000)の後日談というべきか、田中麗奈のその後を描いた作品として位置づけてよいと思う。
 田中麗奈は監督の期待に応えて、『はつ恋』の少女が成長した清楚な若妻ぶりを見せてくれる。再婚先を追い出され、ひとりで生きていこうと決意しつつも、東山紀之の母・富司純子に会ってからの幸せな日々、涙なくしては見られない。
 惜しむらくは、『はつ恋』のタクシー運転手・佐藤允が、『山桜』では中間源吉・樋浦勉の代わりに出演していたならば、、、。