ユナイテッド・シネマ豊洲シアター1にて『ザ・マジックアワー』(2008:三谷幸喜)を見る。1300円(レイト)。パンフレット600円。
才に溺れるとは三谷幸喜のことを言うのだろうか?
マスコミへの驚異的な露出度で「最高傑作の誕生!」と自ら宣伝しまくり。もしや?の不安的中、おもしろくない。だいたい、監督たるもの、多くを語ってはいけない。このシーンはこういう思いを込めて作ったなどと、こと細かに解説してはいけない。ほんとに自信作なら、黙って「さあ、見てくれ!」と観客に白紙の状態で投げ出さないと。
一言で言えば、作り込み過ぎ。舞台だったらおもしろいかもしれないが、映画はリアリティの世界なのだから。