ユナイテッド・シネマ豊洲シアター3にて、『ICHI』(2008:曽利文彦)を見る。レイト1300円。パンフレット800円。
ちっともおもしろくない。だいたい、離れごぜだからといって、なんであんなボロボロの着物を着せなければならないんだろうか。最近の時代劇は、やたらボロボロ着物を着せたがる。リアリズムの履き違えではなかろうか。
リアリティを追求するなら、もっとやることがいっぱいあるだろう。例えば、殺陣。スローモーションで誤魔化したりしないで、もう少しスピーディーな殺陣を見せることができなかったものか。
暗くどんよりしたなかで、緑の自然風景がさわやかでほっとさせられたのが、唯一の誉めどころかな。