ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『明日は咲こう花咲こう』(日活1965:江崎実生)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『明日は咲こう花咲こう』(日活1965:江崎実生)を見る。招待券(スタンプ4回で招待券)。吉永小百合モーニングショーの5週目。
 吉永小百合保健婦となり、僻地医療にたずさわる話。20歳になった彼女が、単純に明るく楽しい作品ではなく、ちょっぴり現実をみすえた内容に挑戦している。
 それはそれで成功している。シリアスな表情やら、うまくとらえきっている。恋人の雑誌記者は中尾彬、この相手役からしてシリアス路線の意気込みが感じられる。
 主題歌をデュエットしている三田明は、村出身の歌手という設定で、出番も少なくゲスト出演。トップクレジット3人は、吉永小百合、三田明、山内賢
 その山内賢は、三田明と一緒に育った幼なじみ。出世頭の三田明と比べられ、ひねくれて村の鼻つまみ者。こちらも三田明ほどではないにしても、あまり出番はない。クライマックスで、赤痢発生の救援を隣の市に要請しに行くところが、彼の見せ場かな。